• 北欧の暮らしのアイデア

「壁」を彩る、心地良い空間づくり

お家の中で、広い面積を占める「壁」。
オンライン会議が増えたことで、「背景に映る壁を素敵に見せたい」という方が増えています。

グリニッチと深いつながりのある北欧では、壁面を有効活用し、棚を取り付けて収納スペースを広げたり、
ポスターや小物などを飾るなど、自分らしく心地良い空間をつくるアイディアにあふれています。

そこで今回は「壁を彩る」をテーマに、コーディネートとそれを組み立てるコツをご紹介。
仕事もプライベートも、家で過ごす時間が増えた今こそおすすめしたい、壁を使った、心地よい空間づくりをご提案します。

北欧に学ぶ、壁を使った「自分らしい」空間づくり

デンマーク・コペンハーゲン在住のThomas Bille(トーマス・ビル)さんは、ポスターやマガジンラックなどを壁一面に飾って自分らしさを表現。「有名な雑誌のぺージをそっくりそのまま真似したような空間には、ヒュッゲを感じない」という言葉通り、トーマスさんの個性がぎゅっと詰まった空間に、壁が最大限活用されています。(記事の続きはこちらよりお読みいただけます。)

コペンハーゲンで幼稚園と保育園の代表を務めるTina Hensen(チナ・ヘンセン)さんは、壁を使ったスポットづくりが印象的。「ヒュッゲな空間に欠かせない」という照明や、質感が良い無垢材を使ったアイテムなど、壁の一部を使ってチナさんの”こだわり”を感じるスポットを作っています。(記事の続きはこちらよりお読みいただけます。)

Line Stanpe Dahl(リーヌ・スタンプ・ダール)さんは、夫と4歳と6歳の子どもたちの4人家族。「ひとりになれる空間と大勢で集まれる空間の両方が大切」と話すリーヌさんは、自分の”好き”を表現する絵を壁に飾ったり、家族のものを収納する棚を壁づけしたり、壁を有効に活用することで大切な二つの要素をうまく組み合わせています。(記事の続きはこちらよりお読みいただけます。)

「壁を彩る」コーディネートアイデア

アイデア①「大きなキャンバスに、絵を描くように。」

壁一面を大きなキャンバスに見立て、絵を描くようにコーディネートしました。
壁にインテリアがなく、壁面を持て余していらっしゃる方、あってもどうしたらいいかがわからない方はぜひ参考にしてみてください。

❶ まずはメインになるインテリアを決めます。今回は『FDBモブラー|Bookshelf A88』(※画像右下)を中心に組み立てます。

❷ Book Shelfと同じ高さで『FDBモブラー|Book case』を壁付けに。
隣り合った異なる家具同士の水平・垂直のラインを揃えると、整然として空間にまとまりが生まれます。

❸ その上部に、奥行きの異なる『FDBモブラー|Book case』を平行に壁付け。
奥行きが異なることで、違う角度から見たときに立体感やメリハリが出る効果も。

❹ ❶の本棚の上部にはフォーカルポイント(=目線を集中させる場所)として、ポスターを設置。同系色や同一トーンのアイテムだと、統一感が出てまとめやすくなります。

❺ 壁掛け時計の位置は、目線の高さや、目線よりもやや上に。他のインテリアよりも上の位置にして、空間にメリハリを出します。

❻ 空間に奥行きや立体感を出すため、ペンダントランプをやや低い位置に吊るします。
サイドテーブルの上部に設置することで、チェアに座った際にも邪魔になりません。

❼ 時計や照明の高低差、棚の上の小物などは三角構成を意識。
こうすることで、バランスの取れた空間になります。

アイデア②「自分らしさを表現する、オンライン会議の空間。」

オンライン会議の背景で、自分らしさを表現できる壁のコーディネートを考えました。
リモートワークが増え、お家からオンラインで会議に参加する方も多いかと思います。背景の画像を変えたり、ぼかしたりすることもできますが、「せっかくなら壁を飾って、会議の背景も自分好みにしたい」という方にぜひ、ご参考いただけると嬉しいです。 

・オンライン会議はあくまでも人が主役なので、インテリアは画面内の横や上から少し覗く程度にし、余白を持たせて人にあまり重ならないようにするのがポイントです。

・配置するインテリアはアシンメトリーを意識。そうすることによって、空間にリズムが生まれるのと同時に、程よいアクセントを加えることができます。

・上から覗くインテリアには、壁掛け収納の『String Pocket』(※画像左上)がぴったり。棚に飾る小物や本などで、自分の「好き」を表現したり、季節のお花を飾って四季を感じられる背景にすることもできます。また、フックなどをプラスすることで、飾るアイテムに変化をつけたり、収納面積を広げることもできておすすめです。

・横から覗くインテリアには、手軽に華やかさをプラスできる観葉植物がおすすめ。

・大きな鉢植えの観葉植物は、床置きに。また、小さな鉢植えや花瓶などの場合には『String Museum サイドテーブル』(※画像左下)を使って高さを出します。

壁掛け収納のディスプレイは、手軽に模様替えできるのが魅力。気分やTPOに合わせて、飾るものを入れ替えて自由に楽しめます。
いつも居心地の良い空間で仕事をするために、ぜひおすすめしたいアイディアです。

 

広報 岡田

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