北欧の明かりで“ほっとする空間”を|テーブルランプ活用アイデア
公開日: 2025年10月31日 (更新日: 2025年11月10日)
1. 暮らしの中に「ほっとする灯り」を
少し肌寒さを感じる夕暮れ。家の灯りに自然と手が伸びるこの季節、心まであたためてくれる明かりが欲しくなります。
北欧では、寒さと長い夜のなかで「灯り」は単なる照明ではなく、暮らしの中の“心の支え”として大切にされてきました。ただ明るくするためだけでなく、「光のあり方」そのものが、空間の質や心の状態を左右すると考えられているのです。
とくにテーブルランプは、主照明とは異なる、"自分だけの光"をつくる存在。
リラックスしたいとき、集中したいとき、誰かと心地よい時間を過ごしたいとき——そんなシーンに寄り添いながら、心地よい余白を生み出します。
このブログでは、そんな北欧らしい灯りの取り入れ方を、テーブルランプを中心にご紹介します。

2. 北欧照明の魅力とは?|“明るさ”よりも“心地よさ”
「灯りをつける=部屋を明るくすること」だと思っていませんか?
北欧ではこの考え方が少し違います。光の“量”ではなく、光の“質”と“配置”が空間をつくるという価値観が深く根づいています。
たとえば、
- 直接目に光が入らないようにシェードでやさしく包む
- 壁や天井に反射させて、間接的に柔らかく照らす
- 高さの異なる照明を重ねて、奥行きのある空間を演出する
こうした工夫によって、空間全体にやさしい陰影とぬくもりが生まれ、視覚的にも心理的にも“落ち着ける場所”が生まれるのです。
これは、「居場所づくり」を大切にするグリニッチのインテリア提案とも通じる考え方。家具と同じように、灯りも“空間の一部”としてデザインするのが、北欧スタイルの特徴です。

3. “居場所”をつくるテーブルランプの置き方アイデア
テーブルランプは「灯すための道具」でありながら、それ以上に“心地よさを生む仕掛け”としての役割が大きいアイテム。ここでは、空間別の活用アイデアをご紹介します。
◉ リビングの一角に、読書灯を
ソファのそばにテーブルランプを置くだけで、その空間が「読む・くつろぐ・考える」ための“自分だけの居場所”になります。
北欧では、リビングにダウンライトや天井照明がない家庭も珍しくありません。複数の間接照明を重ねることで、光のグラデーションが生まれ、部屋全体に“温度”が宿るのです。
- &Traditionの「Flowerpot VP3」は、ノスタルジックでやわらかな光が特徴的。
- 101 Copenhagenの「Sphere Table Lamp」は、照明でありながらアートオブジェのような存在感。
お部屋の主役にならずとも、“感情の余白”をつくる道具として、1灯のテーブルランプがもたらす効果は想像以上です。

◉ 寝室に「おやすみ前の静けさ」を灯す
ベッドサイドに配置するテーブルランプは、入眠前の“整える時間”にぴったり。
本を読んだり、日記をつけたり、考えごとをするひととき——そんな「静かで私的な時間」にふさわしい灯りが、心をスムーズに休息へ導いてくれます。
特におすすめは、電球色(2700K前後)×光を広げすぎないシェードデザイン。
光源が直接目に入らず、空間全体がゆっくりと暗くなっていく感覚は、自然な眠りへのスイッチとしても役立ちます。

◉ 玄関・廊下に、お迎えの灯りを
家に帰った瞬間、ふわっと足元を照らしてくれる1灯のランプ。それは、空間としての「家」から、人の気配が宿る「暮らし」への変化を感じさせる存在です。
とくに玄関に置くテーブルランプは、「ただいま」と「おかえり」を包むお迎えの光。間接照明のやわらかい光は、外の緊張感をそっとほどいてくれます。
お客様を迎える場所でもある玄関に、感情を整える“最初の光”としてテーブルランプを取り入れてみてはいかがでしょうか?

4. greenicheおすすめの北欧テーブルランプブランド
greenicheでは、北欧の名作から現代的な解釈のランプまで、“暮らしを照らす”テーブルランプを幅広く取り扱っています。以下はその一部のご紹介です。
2つの半球が重なったような造形は、見た目に可愛らしさがありつつも、光のやさしさと遮り方が絶妙。リビングやデスクのアクセントにぴったりです。

■ LE KLINT
北欧照明の象徴ともいえる、手折りのプリーツシェード。どこか懐かしく、詩的な影を生む光が、部屋全体をやさしく包み込みます。

ミニマルで彫刻的なフォルム。消灯時も美しく、光と影をインテリアとして楽しめる1台です。アートとしての存在感を求める方に。

5. 光の“高さ”を変えて、空間にリズムを
照明は「どこに置くか」で、空間の印象を大きく変えます。
テーブルランプは、高さ60cm前後の“中間の光”として、空間にリズムを与えるのに最適なアイテムです。
- 天井照明:全体を照らす光(フラットな印象)
- テーブルランプ:目線の高さに近い光(ぬくもり・焦点のある印象)
- フロアランプや間接照明:低めの位置で空間を立体的に見せる
このように異なる“高さ”の光を重ねることが、心地よい空間の鍵になります。
北欧の家庭では、光を“レイヤー(層)”として重ねるのが基本。テーブルランプはその中心的な存在なのです。

6. 自分らしい「余白と灯り」のある暮らしを
光には、空間の見え方だけでなく、人の感情や行動を整える力があります。
たとえば、静かに過ごしたい夜には、テーブルランプの明かりだけで過ごしてみる。
朝にはカーテンを開けて、自然光と1灯だけを灯す。
そんな小さな選択の積み重ねが、「自分らしい暮らし方」へとつながっていきます。
greenicheは、家具や照明を“物”として売るのではなく、「心地よい居場所をつくる道具」として提案しています。
テーブルランプは、その第一歩となるアイテムかもしれません。

まとめ|“ほっとする空間”は、灯りからはじまる
部屋の隅に灯る、たった1灯のやさしい光。
それだけで、人の心はふっとほぐれ、空間がやさしく包まれる感覚が生まれます。
「明るさ」より「心地よさ」へ。
照明のあり方を見つめ直すことで、暮らしはもっと豊かになります。
あなたの毎日に、“北欧の灯り”を取り入れてみませんか?
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