「角のない安心感」― 北欧の暮らしに寄り添う、丸テーブルのすすめ

部屋の真ん中に、まるいテーブルがひとつあるだけで空間の空気はやわらぎ、家族の会話が自然に始まり、ひとりで過ごす時間にも、どこか守られているような安心感が生まれます。

グリニッチが考える家具とは、「人と人をつなぎ、居場所をつくる存在」です。
その象徴とも言えるのが、北欧に学んだ“まるいテーブル”。
この記事では、丸テーブルがもたらすやさしい関係性や、暮らしに合わせた選び方を、
グリニッチの視点からご紹介します。


「囲む」ことで生まれる、まるい関係

北欧のダイニングでは、家族や友人と向き合いすぎず、ほどよい距離感で過ごす工夫がなされています。
丸テーブルはその中心にある家具です。

  • 誰かと正面で“対峙する”のではなく、まるく“囲む”ことで会話が自然と流れる
  • どこに座っても対等な立場でいられる、心理的なバリアをつくらない形
  • 家族構成が変わっても、形を変えずに受け入れられる柔軟さ

丸いかたちは、関係までも柔らかくしてくれる。
それが、グリニッチがこのテーブルをすすめる理由のひとつです。

 

ダイニングに最適な直径と、チェアとの心地よいバランス

家具はサイズだけで選ぶものではありません。
けれど、日々の使いやすさや、椅子との相性が快適さを左右するのも事実です。
グリニッチでは、家具を「長く育てていくもの」として考えているからこそ、
サイズ選びにも丁寧に向き合います。

【人数別|目安となる直径サイズ】

使用人数:目安となる直径

  • 2人用:直径80~90cm
  • 4人用:直径100~110cm
  • 6人用:直径120~130cm
  • 8人用:直径140~150cm

 

そして重要なのが、チェアとの相性です。

たとえば、ウェグナーの名作「CH24(Yチェア)」は座面幅が約45cm。
肘掛け付きのため横幅にゆとりが必要で、4脚を合わせるなら直径105cm以上のテーブルが理想的です。

一方、FDBモブラーの「J46」や「J39」はコンパクトな設計のため、直径100cm前後でも美しく収まります。
テーブルと椅子がバランスよく並ぶことで、座る動作や立ち上がりもスムーズになり、
食事や会話のストレスが自然と減っていきます。

グリニッチでは、「どの椅子と合わせるか」まで見越した上で、
空間にフィットするテーブル選びをお手伝いしています。

 

丸いかたちが生み出す、“余白”という豊かさ

丸テーブルは、角がない分だけ空間にやさしい流れをつくる家具です。

  • 視線や動線を遮らず、自然な動きを促す
  • 四角い家具では活かしづらいコーナーや窓辺にもフィット
  • テーブルの下に“余白”が生まれ、床面積が広く見える

北欧でも日本でも、住宅は決して広くありません。
だからこそ、家具によって生まれる「見えないゆとり」は、
日常の暮らしの豊かさにつながると、私たちは考えています。

 

まとめ|空間の中心にある、“やさしさのかたち”

丸テーブルは、家具でありながら、暮らしのリズムや人との距離感を整えてくれる存在です。

「ただそこにあるだけで安心できる」
「その場所に座ると、話したくなる」
そんな感覚を与えてくれるのは、角のないフォルムが生み出す心理的なゆとりにほかなりません。

グリニッチでは、単にテーブルを販売するのではなく、
その家具がある暮らしの時間や、重ねていく物語まで含めてご提案しています。

 

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