人が自然と集まる“丸テーブル”のすすめ|北欧スタイルで育む、つながりのある暮らし
公開日: 2025年06月30日 (更新日: 2025年10月24日)
料理を囲むだけでなく、会話を重ね、笑い合い、ときには静かに時間を共有する──
ダイニングテーブルは、暮らしの中で最もコミュニケーションが生まれる場所です。
中でも、北欧の暮らしに根ざした“人と人の関係性”を体現しているのが「ラウンド型(丸い)ダイニングテーブル」。
そのかたちは、空間をやさしく包みこみ、人と人を自然につなげてくれます。
この記事では、グリニッチが提案する「コミュニケーションが育つテーブル」としてのラウンド型の魅力と選び方をご紹介します。
北欧で愛される「丸いテーブル」の理由
北欧諸国では、寒い冬の間、家族や友人と長く時間を共に過ごす文化が育まれてきました。
その中で、「一緒に過ごす時間を、心地よく、対等に楽しむ」という価値観が根付き、家具のかたちにもその思想が反映されています。
ラウンドテーブルが育む、心の距離感
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自然に視線が交わるレイアウト
全員が中央を向く円形は、対話が偏らず自然に全体へと広がっていきます。 -
誰かの“正面”ではなく“隣人”になる関係性
固定的な上下や主従を感じさせず、どこに座っても対等で開かれた雰囲気に。 -
テーブルを囲むという行為そのものが、つながりを生む
“囲む”ことは、内に向かって共感を深める行為。ラウンドテーブルはその場をつくるための器です。

サイズ|対話が届く距離感を
- 直径900mm:2~3人の親密な食卓に。スペースを取らず軽やかな印象。
- 直径1000~1100mm:3~4人がちょうどよく視線を交わせる、対話が生まれやすいサイズ感。
- 直径1200mm以上:4~6人でも余裕があり、パーティーシーンにも対応。
ラウンドテーブルは対面距離が均等なため、どのサイズでも会話がしやすいのが利点です。
「Svendborg(スヴェンボー)」で広がる、輪のコミュニケーション
グリニッチが提案する「Svendborg(スヴェンボー)」は、北欧のラウンドテーブルの哲学を受け継ぐ一本脚のデザイン。
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最大6脚まで椅子を自由に配置できる一本脚構造
脚の干渉が少なく、着席も立ち上がりもスムーズ。どこに座っても会話に入りやすい設計です。 -
異なる椅子を組み合わせても調和する、包容力あるフォルム
お気に入りのチェアを自由に組み合わせても、空間が散らからず、むしろリズムが生まれます。 -
人数や場面を限定しない柔軟さ
等間隔に椅子を並べるだけで、自然とバランスのとれたレイアウトに。急な来客にも対応できます。
Svendborgは、ただの食卓ではなく、人が集まる“輪”を生む家具。
暮らしの中に、もっと“語らいの時間”を取り戻すための道具です。

脚のデザイン|人を受け入れるための構造
特におすすめなのが、一本脚タイプ(センターベース)。
- 椅子の脚と干渉せず、着席位置の自由度が高い
- 複数人がスムーズに出入りでき、会話が偏らない
- 空間に“抜け”をつくることで、視覚的にも開放感が生まれる
このように、脚の設計一つで場の雰囲気や会話の流れが変わるのです。
チェアとの相性
そして重要なのが、チェアとの相性です。
たとえば、ハンス・J・ウェグナーの名作「CH24(Yチェア)」は座面幅が約45cm。
肘掛け付きのため横幅にゆとりが必要で、4脚を合わせるなら直径105cm以上のテーブルが理想的です。
一方、FDBモブラー(デンマーク協同組合・家具部門)の「J46」や「J39」はコンパクトな設計のため、直径100cm前後でも美しく収まります。
テーブルと椅子がバランスよく並ぶことで、座る動作や立ち上がりもスムーズになり、
食事や会話のストレスが自然と減っていきます。
グリニッチでは、「どの椅子と合わせるか」まで見越した上で、
空間にフィットするテーブル選びをお手伝いしています。

丸いテーブルは「つながる暮らし」を支える道具
北欧には、「家具は人の暮らしを支える道具であるべき」という考え方があります。
ラウンドテーブルは、その哲学を最もよく体現する存在。
- 子どもと目線を合わせて話す
- 夫婦で夕食を囲みながら一日の出来事をシェアする
- 友人がふらっと訪れて、気取らずお茶を飲む
そんな暮らしの中の“対話の風景”が、自然と生まれる場所が、丸いテーブルのまわりにはあります。

まとめ|会話がつづく、つながりが育つテーブルを
ラウンドテーブルは、空間にやさしさを与えるだけでなく、人と人をつなぐ、暮らしのハブでもあります。
目線が交わり、言葉が行き交い、関係性が育まれていく。
そんなコミュニケーションの場づくりに、グリニッチのテーブルを選んでいただけたら嬉しく思います。
ぜひ、あなたの暮らしにぴったりの一台を見つけて、
「囲むことで、つながる」新しい時間を始めてみてください。
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