「大好きな北欧テイストの空間に」コーディネート事例のご紹介

私たちグリニッチでは、インテリアコーディネートのご相談を承っております。
実際にご相談いただいたお客様の事例をご紹介します。

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今回ご紹介するのは、兵庫県西宮市にお住まいの中村さん。
東京から地元・西宮市へのお引っ越しに合わせて、新しいお家のインテリアコーディネートのご依頼をいただきました。

中村さんへヒアリング

• 中古二階建の戸建てを購入、来客スペースの一階部分のコーディネートをご依頼いただく。
• お客さまを招くスペースなので収納は不要、ソファやテーブルなどを合わせて、人が集う空間にしたい。
• 食事会の他、お仕事に関する勉強会行う予定なので、6人掛けくらいの大きめのテーブルが欲しい。
• スペースが広いので、テーブルは壁付ではなく空間の中央に配置したい。テーブルの形は楕円形の柔らかい見た目のものが良い。
• 木や漆喰など自然素材を使った内装なので、インテリアもそれに合わせて優しく柔らかなテイストにしたい。

最初は「センスに自信がないので、お任せで・・」と控えめだった中村さん。
せっかく一からインテリアを選べるなら、中村さんの好きなもので囲まれた居心地の良い空間にしてほしい・・！という思いもあり、中村さんの「好き」を一緒に見つけられるような形でヒアリング・ご相談を進めました。

お家はどんな空間か、そこでどんな過ごし方をしたいか・・などを伺うと、「柔らかい見た目が良いかな」「家に合わせて木の素材感がしっかりわかるものが良いかも」「６人くらいで囲めると良いな」など、イメージがどんどん具体的になっていき、中村さんの過ごしたいイメージに合わせて、インテリアをご提案することができました。

ご提案のインテリア

• オリジナルダイニングテーブル「オーフス」をベースに、ご希望の楕円形にセミオーダー。6名で囲むため、妻手側（お誕生日席）からも座りやすいように脚の位置を調整しました。ダイニング上には北欧らしさがプラスされるルイスポールセンの照明「PH5」をご提案。
• FDBモブラーのチェア4脚に、2人掛けできるオリジナルのベンチを合わせてご提案。チェア6脚を並べるよりも見た目がすっきり、圧迫感を軽減しました。
• ソファはオリジナルのLuu Sofa。ソファ前のLuu Table、オットマンと合わせて、リビングスペースでも人が集まり会話ができるような空間にしました。

オリジナル家具と北欧ブランドをミックスしたコーディネート。
木の風合いを存分に味わえるように、カラーは派手なものは使わず、ナチュラルや落ち着いた色味が中心。柔らかい印象になるように、木はオークで揃えました。
セミオーダーも組み合わせることで、家具に暮らしを合わせるのではなく、ご自身が思う心地良い暮らしに家具を合わせるご提案ができました。

中村さんのご自宅へお邪魔しました

ご納品から少し落ち着いた頃、西宮市のお家へお邪魔しました。
実際に使ってみた感想、気に入っているポイントなど、楽しくお話いただきました。

-お選びいただいたインテリアの中で、気に入ってくださった点があれば教えてください。

特注したダイニングテーブルは、形がとても気に入っています。
丸い形は見た目も良いし、触っても気持ちが良くて好きですね。
足を入れやすいように、テーブルの脚の位置も調整してくれたので、テーブルのどこに座っても快適です。

思っていたより良かった、と思ったのがベンチ。椅子の方が座りやすいのかな？と思っていましたが、椅子と違って自分の好きな場所に座れるのが良くて。母親はベンチが好きで、いつもここに座っています。

-ご提案した1階は、お客さまが集まることを目的としたスペースでしたね。

実はコロナもあって、まだそれほどお友達を呼べていなくて・・ただ、近くに住む母と姉は、よく家に遊びに来ます。とても居心地が良いみたいです。
お部屋の写真をSNSにあげた時は、ダイニング上の照明にとても興味が集まって。褒めてくれる方がたくさんいて、びっくりしました。

-そうですね、一つ取り入れるだけで印象も変わるし、照明は空間づくりにとてもおすすめです！

あとはやっぱり、ソファ。「どんな形なの？」って興味を持ってもらうことが多いです。
来た人はまずみんなここで寝転びますし、私自身、座るよりも寝ていることが多いです（笑）。

最初は窓に沿って配置しようと思っていましたが、壁にプロジェクターで動画を流して、それをみながら寝転びたいなあって・・それで、今はこの向きに。身体を預けて、動画をみて、まさに特等席！という感じです。

-ただ座るだけじゃなくて、寝転がったり、ソファでの過ごし方の可能性を広げてくれるのがLuu Sofaの魅力。それを実感してくださっていて嬉しいです！

-ソファに合わせて、カーテンもご注文いただきました。自社ではカーテンは作っていないのですけれど、生地は扱えるので、業者さんに特別にお願いして実現できました。

ソファの色と柄が気に入って、カーテンも同じものにしたいなって。タッセルの色もソファの組み合わせと揃えてみました。

-中村さんは特に、色に対するこだわりがおありだなあ、と思っていました。

自分のセンスに自信はないし、おしゃれなインテリアに囲まれたらそわそわしそう・・って思っていましたが、実際は全然そんなことなくて。
木の温もりだったり、自分が好きで選んだ色だからかもしれません。すごく落ち着く空間になりました。

-お家を選ぶ時の決め手は、どのようなところにありましたか？

木や漆喰など、自然素材を使っているところ。あとは地下室があるちょっとミステリアスな感じにも惹かれました（笑）。

コロナ前の2019年秋に、仕事でフィンランドとデンマークに行ったのですが、そこですっかり北欧にハマって。
森とか自然もたくさんで、食べ物も美味しいし、人もとっても優しい。それで、お家は北欧風にしたいなと思って。
この家はいろんなところに木の風合いが感じられて、北欧に行った時に感じた居心地の良さに近いかなと思います。

前の家のインテリアは、「おしゃれなインテリアならここ」と紹介されたインテリアショップで、特にこだわりなく選んで。
でもこの家に引っ越す時は、「前と同じは、何か違う！」って思って（笑）。
なんとなく違うなと思ったんです。

北欧に行った時に感じた「北欧って良いな」という考えで家を選んだから、インテリアも北欧に合わせたら良いかもって思って、
自分がどんなものが好きかは明確でなかったけれど、「北欧ならグリニッチさんだ」と思って、相談しました。

これから友達がもっとたくさん来るようになったら、欲しいものがどんどん増えるんだろうなと思います。それも今から楽しみですね。

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インテリア選びは、人にどうみられるかとか、おしゃれかどうかは問題ではなくて、
自分の好きなものに囲まれて、そこにいる時間が居心地が良いかどうかが、とても大切。
「どんな空間が居心地が良いだろう？」と考えるうちに、普段自分では気づかない「好き」を見つけられるのも、インテリア選びの楽しさの一つだと思います。

当初インテリア選びに控えめだった中村さんから、「これから欲しいものがどんどん増えそう」というお言葉を聞いた時、
家具を選んでいただいた喜びはもちろん、私たちの家具を通して中村さんの「好き」が広がったように感じ、とても嬉しく思いました。

中村さんらしさがつまった居心地の良い空間が、これからどんどん広がっていくのだろうな・・と、私もとても楽しみにしています。

中村さん、ありがとうございました。

グリニッチ　岡田

photo:nobuaki murakami