北欧の暮らしを体現する|カール・ハンセン&サンのテーブルと過ごす日々
公開日: 2025年10月31日 (更新日: 2025年11月06日)
「北欧の暮らし」と聞いて思い浮かぶのは、光とともにある静かな時間、家族や友人と囲む食卓、そして丁寧に選び抜かれた家具たち。
その暮らしの真ん中には、“テーブル”という存在が欠かせません。
中でも、Carl Hansen & Søn(カール・ハンセン&サン)のテーブルは、単なる家具の枠を超え、居場所をつくるための道具として、世界中の人々の暮らしに寄り添ってきました。
この記事では、そんなカール・ハンセン&サンのテーブルの魅力を、北欧の価値観とともに紐解きながら、心地よい日々を育むヒントをご紹介します。
北欧の価値観を映す、“使い続ける”テーブル
時を重ねて育つ、無垢材の美しさ
カール・ハンセン&サンのテーブルに使われるのは、オークやウォルナット、ビーチ、チークなどの高品質な無垢材。その素材は、使い込むほどに深みを増し、「経年変化」こそが魅力になる家具です。
北欧では、「古いものに価値を見出す」文化が根強く、“ものを大切に育てる暮らし”が当たり前にあります。
一度手にした家具と、長く向き合いながら暮らすという考え方は、まさに北欧流といえます。
greenicheでも人気のカール・ハンセン&サンのテーブルは、無垢材の風合いが際立つモデル。
テーブルとしての美しさはもちろん、時間とともに“家族の歴史”も刻まれていきます。

デザインと機能のバランス|“北欧らしさ”を体現する名作たち
CH327|細部に宿る美意識。詩的で軽やかなウェグナーデザイン
デザイナー:Hans J. Wegner
CH327は、ハンス・J・ウェグナーらしい“引き算の美学”が体現された、彫刻的ともいえるダイニングテーブル。見た目はシンプルで軽やかですが、その佇まいの中にあるのは、細部まで徹底的に設計されたデザイン哲学です。
たとえば、天板の裏面はわずかに船底型に削り出され、視覚的にも物理的にも軽やかさを演出。脚まわりは空間を遮らない抜け感ある構造で、広々とした印象を保ちながらも高い安定性を確保しています。
また、木目が最も美しく現れるように厳選された無垢材を使い、天板全体が“自然素材の魅力”を存分に引き出す仕上がりに。手を添えたときの滑らかな触感や、反射する光の陰影までもが、日々の食卓に心地よさを与えてくれます。
おすすめコーディネート:CH24(Yチェア)やCH88との組み合わせで、空間に統一感と詩的なリズムをもたらします。
BA103|ミニマルの中に、あたたかさを宿すテーブル
デザイナー: Brad Ascalon
BA103は、華美な装飾を排したミニマルなフォルムの中に、北欧家具ならではのやさしさと清潔感を宿した一台です。無機質になりすぎない理由は、イタリア製フェニックスラミネートの白い天板と、ナチュラルなオーク材の脚部がつくり出す絶妙なコントラスト。
マットなホワイトカラーの天板は、空間に開放感と清潔感をもたらしながらも、温かみのある木部が空間をやわらかくまとめます。天板素材には高い耐久性・抗菌性・メンテナンス性を備えた素材を採用しており、水拭きや除菌スプレーでのお手入れも可能。
小さなお子さまのいるご家庭や、日々の食卓で気兼ねなく使える点も、暮らしに寄り添う北欧デザインの魅力です。
脚部は十字に構成され、視覚的な軽やかさと安定感を両立。どの角度から見ても美しい構造美を持ち、設置する場所を選ばない“普遍性”もこのテーブルの大きな魅力です。
Yチェア(CH24)との親和性も抜群。オーク材の脚とホワイトの天板が、Yチェアの繊細なフレームと美しく調和し、まるで最初からセットであるかのように空間に統一感をもたらします。
CH337|伸長式のやさしさを、無垢材チークで味わうテーブル
デザイナー:Hans J. Wegner
CH337は、ハンス J. ウェグナーが手がけた伸長式ダイニングテーブルのシリーズのひとつで、日常使いから来客時まで幅広いシーンに対応する、柔軟性と美しさを兼ね備えた名作です。
このテーブルの魅力は、幾何学的な直線とオーガニックな曲線が織りなす絶妙なバランスにあります。楕円形の天板に、下に向かって細くなるテーパード加工を施した丸脚。シンプルな構造の中に、ウェグナーらしい繊細な造形美が宿ります。
さらに、同じものが二つとないユニークな木目を持つ天板は、一台一台が異なる表情を持つ特別な存在。手仕事の温もりが感じられ、使い込むほどに深まる無垢材の風合いも魅力です。
また、CH337は用途に応じてサイズ調整が可能な伸長式のテーブル。中央部を開き、別売りの伸長板を装着することで、2人用からグループ使いまでフレキシブルに対応できます。
おすすめの使い方:普段はコンパクトに、家族や友人が集まる日は拡張して。空間の印象を変えずに柔軟に使える、美しさと機能を備えた一台です。
CH002|暮らしに合わせて変化する、フレキシブルな相棒
デザイナー:Hans J. Wegner
CH002は、90cm角のコンパクトなサイズ感ながら、両端にエクステンション天板を備えた“可変性の高い”テーブルです。 拡張時は最長188cmまで広がるため、ふだんは2人用として、省スペースで活躍しながらも、来客時や家族が増えた際にもゆとりをもって対応できます。
素材には明るくやさしい印象のビーチ材を採用。 コンパクトな空間にも圧迫感なく溶け込み、年月を重ねることで、家族とともに育つようなテーブルです。
こんな方におすすめ:1~2人暮らしの住空間に最適。壁付けレイアウトや限られたスペースでも活躍します。 家族の成長とともに使い続けられる、まさに“暮らしのパートナー”のような存在です。

暮らしの真ん中に、テーブルがあるということ
食べる、話す、働く。多目的に使える“余白”としての役割
テーブルは「食べるだけの場所」ではなく、人生のいろいろな場面に登場する“舞台”です。
- 朝のひとときをコーヒーとともに過ごす場所
- 家族と会話を交わす場所
- 趣味の手仕事に没頭する場所
- リモートワークのワークスペース
カール・ハンセン&サンのテーブルは、静けさと集中をもたらす“余白”のあるデザインだからこそ、そんな多用途な日常に自然に溶け込みます。

5年後、10年後も、そっと暮らしに寄り添う存在
手入れをすることで深まる愛着
greenicheでは、無垢材家具のメンテナンスサポートにも力を入れています。
オイル仕上げのテーブルは、年に数回のお手入れで美しさを保ち、傷や染みすらも「味わい」へと変化していきます。
長く使うことが前提のカール・ハンセンのテーブルは、「家具を育てる」北欧の精神を体現しています。
まとめ|家具を通して、暮らしを深く味わうという選択
カール・ハンセン&サンのテーブルは、北欧の価値観や暮らしの哲学を映し出す名作家具。
選ぶ理由があり、長く使い続ける価値があるテーブルです。
今の暮らしに、ほんの少しの“心地よさ”と“余白”を。
テーブルから始まる居場所づくりを、ぜひ体験してみてください。
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