- アイテム紹介
FDBモブラー入門編 J46・J67
デンマーク生まれの老舗ブランド「FDBモブラー」。アイテムをご案内する前に、まずはブランドについて簡単にご紹介させて頂きます。
FDBとは1866年に誕生したデンマーク生活協同組合連合会の略称。デンマーク国民の日常生活に寄与することを目的としたこの組織に、1942年に設立されたのが家具部門の「FDBモブラー」です。初代のデザイン責任者を務めたのは、数々の名作を世に送り出したデザイナー、ボーエ・モーエンセンでした。
インテリアという観点から国民の生活レベルの向上を目指し、「丈夫で、美しく、機能的、そして手頃な価格」という当時としては過酷な開発条件の元、国民のために様々な作品を生み出しました。
時代の変化に伴い、80年代に一部生産を中止しましたが、多くの支持を受け2013年に復刻。グリニッチでは2016年から取り扱いを始めました。
J46は、2代目のデザイン責任者、Poul M. Volther (ポール・M・ヴォルタ)がデザインを手がけました。シンプルなスポークバック、誰もが使いやすいその機能性で瞬く間に人気となり、FDBモブラー最大のヒット作となりました。その数なんと85 万脚、当時のデンマーク国民の5人に1人が所有していたと言われ、「国民的チェア」の異名がつけられたほど。
華奢なサイズ感は小柄な女性でもかけやすく、グリニッチでもとりわけ人気のチェアです。似たデザインのチェアは多数ありますが、細部まで丁寧につくられた美しさも魅力です。
また、グリニッチでは同モデルのビンテージ品を入荷することもありますが、40-50年経過してもきちんと使える丈夫さでありながら、お手頃な価格も人気の理由のひとつ。北欧家具を始める第一歩にふさわしいアイテムです。
ブランドの中でも異彩を放つJ67は、3代目のデザイン責任者Ejvind A. Johansson (アイヴァン・A・ヨハンソン)が手がけた作品。日本で彼の名前を知っている方はほとんどいないかもしれません。33歳という若さで前任のデザイナーの意思を受け継ぎ、生活に即した感覚を持ちながらも、個性的な作品を輩出しました。
滑らかで曲線的なデザインは柔らかさもありながら、しっかりと身体を支える背板からは逞しさも感じられる、絶妙なバランスで構成された一脚です。
背面から眺めた時の美しさはひとしお。他にない個性的なフォルムで「人と同じものを持ちたくない」など、こだわりのある方におすすめしたいアイテムです。
こちらも北欧ブランドのチェアとしては手頃な価格です。
オンラインショップでは、オリジナルのカフェテーブルと合わせた「カフェスタイルセット」もご用意しています。
今回ご紹介したJ46やJ67と合わせると、カフェテーブルが10%OFFでお求めいただけます。お引越しや買い替え予定のある方は、お得なセットでご検討されてみてはいかがでしょうか。
チェアは座って初めて良さを実感できるもの。 ぜひ店頭でお試しになり、あなたに合う一脚を見つけてみてください。
代官山店 木村