【ヒュッゲとジャパンディ】北欧と日本の「心地よさ」が響き合うインテリア

北欧と日本。遠く離れた国でありながら、その暮らし方にはどこか通じ合うものがあります。
自然との共生、ものを大切に使い続ける心、過剰な装飾を避けた静かな美しさ──。
そんな共通点から生まれたのが、「ヒュッゲ」と「ジャパンディ」、ふたつの価値観です。

インテリアの世界では、この北欧と日本の美意識が溶け合ったスタイルが注目されています。

ラウンジチェア:101 COPENHAGEN Toe Armchair Flat
サイドテーブル:101 COPENHAGEN Big Foot Table
テーブル:101 COPENHAGEN Brutus Coffee Table

 

ヒュッゲ(Hygge)とは?──北欧流「心のあたたかさ」を育む暮らし

「ヒュッゲ」は、デンマーク語で“心地よい時間”や“人とのつながりから生まれる幸福感”を意味する言葉。
家族や友人と過ごすあたたかなひととき、自分ひとりで過ごす静かな夜、手元にあるお気に入りのもの──
どんな時間も「丁寧に味わう」ことで、暮らしそのものが満ちていくという考え方です。

この感覚は、グリニッチが大切にしている家具選びにもつながっています。
ただ「機能的」なだけでなく、木のぬくもりや経年変化の美しさを通じて、使い手の記憶に寄り添う家具。
そうした家具があるだけで、部屋全体に“ヒュッゲ”が宿ります。

 

ジャパンディ(Japandi)とは?──日本と北欧が共鳴した「静けさと機能美」の空間

ジャパンディとは、“Japanese”と“Scandinavian”を掛け合わせた言葉。
日本の侘び寂び、間の美しさ、自然素材への敬意。
北欧のシンプルで機能的、かつ人間的なデザイン。

一見異なるようでいて、両者は「本質的な心地よさ」を求める点で共通しています。
無駄のないフォルム、淡いニュアンスカラー、光と陰が調和する静かな空間──

どちらも、自然素材を活かし、余白を大切にし、「温かみのある北欧のデザイン」と「シンプルで洗練された日本のデザイン」の2つが調和し、落ち着きと温もりを感じながらも、シンプルで洗練された暮らしをもたらしてくれます。

そうした空間づくりは、私たちグリニッチが提案する“暮らしに余白をもたらすインテリア”と深くつながっています。


1. シンプルな空間に、余白を活かす

ヒュッゲやジャパンディの空間に共通するのは、「余白の美しさ」。
家具やモノが少ないからこそ、光の入り方や素材の表情が際立ち、そこにリズムが生まれます。

北欧の人々は、必要なものだけを丁寧に選び、暮らしの中に「余白」を残すことで、心に余裕を持ちます。
日本の“間”の考え方とどこか似ていて、住まいが静かに整っていると、自然と気持ちも整っていくものです。

  • 無垢材のダイニングテーブルに、日本の竹や和紙を使った小物を組み合わせる
  • 家具の高さを抑え、視線を広く取ることで、開放感を演出する
  • 視界に「余白」を生み出し、シンプルながらも落ち着いた雰囲気をつくる

ジャパンディスタイルでは、「何を置くか」よりも「何を置かないか」が大切。

グリニッチでは、空間に無理なく馴染むサイズ感と、暮らしに寄り添うデザインを意識した家具を取り揃えています。

ウォールランプ:101 COPENHAGEN Clam Wall Lamp Bronze
フラワーベース:101 COPENHAGEN Kabin Vase Fat Black


2. 照明が生み出す、心落ち着く時間

ヒュッゲな空間に欠かせないのが、照明のあたたかさ。
北欧では日照時間が短い冬の季節、やわらかな間接照明やキャンドルの明かりを暮らしに取り入れることで、心の安らぎを得ています。

ジャパンディの空間でも、天井照明ではなくスタンドライトやフロアランプを活用することで、空間に陰影と静けさが生まれ、ゆったりとした時間が流れるようになります。

  • リビングの隅に北欧デザインのフロアランプを置き、やさしい光を足す
  • 和紙のシェードを使ったスタンドライトを寝室に取り入れ、穏やかな光で夜を演出する
  • 照明の色温度を暖色系(2700K~3000K)に調整し、空間全体を包み込むような優しい光を作る

グリニッチでは、101 Copenhagenの彫刻的な照明や、素材感のあるシェードを持つフロアランプなど、灯りそのものが“インテリアの主役”になるアイテムをご提案しています。
一灯の照明が、空間に深みと心地よさを添えてくれる―それが、北欧と日本に共通する暮らしの知恵です。

ラウンジチェア:FDBモブラー J82 ブラックナチュラル
サイドボード:Side Board 1800
ペンダントランプ:&Tradition Flowerpot VP7
フラワーベース:101 COPENHAGEN

3. 自然素材を取り入れて、温もりと心地よさをプラス

北欧のインテリアと和の空間づくりには、共通する大切な要素があります。それは、自然の温もりを活かすことです。デンマークでは、オーク材やウォールナット材の家具が多く使われますが、これは日本の木造建築や無垢材の家具ともよく馴染みます。

素材そのものの風合いを活かし、時間の経過とともに深まる味わいを楽しむこと。

特に、無垢材の家具は、使うほどに手触りがやわらかくなり、家族の記憶を刻んでいきます。
グリニッチの無垢家具や、FDBモブラーやカール・ハンセン&サン、また北欧ヴィンテージ家具もすべて、そうした“素材と時間の物語”を大切にしています。


テーブル:101 COPENHAGEN Brutus Coffee Table

 

まとめ|「心地よさの哲学」が、暮らしの中に根づくとき

ヒュッゲとジャパンディに共通するのは、自分にとっての“心地よさ”を主体的に選ぶこと。
華やかさやトレンドよりも、日々を豊かに感じられるかどうか。
その価値観こそ、グリニッチが長年伝えてきた“北欧インテリアの本質”です。

  • 余白を活かしたシンプルな空間
  • やわらかい照明で包まれた穏やかな時間
  • 自然素材に触れることで生まれる温もり

こうした要素がそろうとき、空間はただの「部屋」ではなく、「自分らしく過ごせる場所」に変わります。

 

グリニッチでは、そんな“居心地のよい場所”をつくるためのアイテムを多数ご紹介しています。ぜひ、あなたらしい空間づくりのヒントを見つけてみませんか?

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