PP62 Captain's Chair Hans J. Wegner (ハンス・J・ウェグナー)
身体にフィットし、安心感のある座り心地のペーパーコードチェア
1975年、PPモブラー社にとって最も大きな製作台数となった、
DFDSフェリーからの依頼に応えるべく製作されたのが「PP52・PP62」です。
世界最高のチェアと言われる「ザ・チェア」をリ・デザインされたのが、
PP62で同じくザ・チェアのリ・デザインとされる「PP201 アームチェア」よりも背の部分が広がり、
体のラインにフィットする曲線が、背中をよりしっかりと支える構造になっています。
このチェアの特徴でもある契りは濃い色の木材で造られ、そのままデザインのアクセントとなっています。
歴史あるヨーロッパ航路を結ぶ豪華客船内で、現在でも安心感を与えてくれるチェアとして人気があります。
Reviewレビュー
Brand & Designerブランド&デザイナー
- デザイナー
Hans J. Wegner (ハンス・ウェグナー)
デンマークのドイツ国境に近い職人の町・トゥナーに生まれ、14歳で家具職人の見習いとしてこの世界に足を踏み入れる。 17歳でに指物師の資格を取得。その後、国立産業研究所で木材についての専門的な研究を重ね、22歳(1936年)からはコペンハーゲン美術工芸学校でデザインの勉強をはじめる。この頃、ボーエ・モーエンセンと出会う。
卒業後の1940年から、アルネ・ヤコブセンとの共同プロジェクトで、オルフス市庁舎の家具のデザインを担当。
1943年に独立し、現在に至るまで500脚以上の椅子をデザイン。
国内外を問わず多くの展示会では数々の賞を受賞し、MoMA(ニューヨーク近代美術館)を始め、多くの公共機関にコレクションされている。
1984年 デンマークのクイーンよりナイトの称号を受ける。
1995年 ウェグナー美術館が故郷トゥナーにオープンする。
代表作に『Yチェア』『ザ・チェア』『チャイニーズチェア』などがある。
