PP502 Swivel Chair Hans J. Wegner (ハンス・J・ウェグナー)
ウェグナーの作品の中では珍しいスチールを使用しデザインされた「PP502」
綺麗な曲線を描く背から肘掛けまでのラインは、世界の中でも評価が高く、最も美しい作品と言われています。
デザイン性ばかりが重視されがちですが、
笠木部分は背骨の曲線と合うように削りだされており、座り心地も申し分ありません。
クッション性の高い座面、高さを調節出来る機能が付いているキャスター部分は床にしっかりと支えになり、
長時間使用しても疲れにくい構造です。
まさに作品と呼ぶに相応しいチェアで笠木部分、座面、脚部分における素材の違いが
生み出すコントラストが素晴らしい作品です。
Reviewレビュー
Brand & Designerブランド&デザイナー
- デザイナー
Hans J. Wegner (ハンス・ウェグナー)
デンマークのドイツ国境に近い職人の町・トゥナーに生まれ、14歳で家具職人の見習いとしてこの世界に足を踏み入れる。 17歳でに指物師の資格を取得。その後、国立産業研究所で木材についての専門的な研究を重ね、22歳(1936年)からはコペンハーゲン美術工芸学校でデザインの勉強をはじめる。この頃、ボーエ・モーエンセンと出会う。
卒業後の1940年から、アルネ・ヤコブセンとの共同プロジェクトで、オルフス市庁舎の家具のデザインを担当。
1943年に独立し、現在に至るまで500脚以上の椅子をデザイン。
国内外を問わず多くの展示会では数々の賞を受賞し、MoMA(ニューヨーク近代美術館)を始め、多くの公共機関にコレクションされている。
1984年 デンマークのクイーンよりナイトの称号を受ける。
1995年 ウェグナー美術館が故郷トゥナーにオープンする。
代表作に『Yチェア』『ザ・チェア』『チャイニーズチェア』などがある。
