北欧の灯りがつくる、心地よい空間──ペンダントライトで始める、豊かな暮らしのスタイリング
公開日: 2025年03月18日 (更新日: 2025年07月02日)
「もっとリラックスできる空間にしたい」
「なんだか部屋が殺風景に感じる」
そんなふうに思ったことはありませんか?
「照明」は、空間の印象を大きく左右する大切な要素。
特に北欧では、長い冬を過ごす文化のなかで「灯り」は、ただ明るくするための道具ではなく、心にやさしい“ぬくもり”や“居場所”を生み出す存在として大切にされてきました。
そんな北欧の暮らしにならって、グリニッチがご提案したいのは、ペンダントライトを中心にした空間づくりです。
101 COPENHAGEN No.2 Pendant Brass
北欧の暮らしに学ぶ、“灯り”の使い方
北欧では、家で過ごす時間を大切にする文化が根づいています。
その中で照明は「明るさ」だけでなく「豊かに過ごすためのもの」にまで関わる存在として親しまれてきました。
たとえば:
・ダイニングには低めに吊るしたペンダントライトを:食事の時間にフォーカスできるよう、やや低めに設置することで、空間に温かい輪郭を与えます。
・リビングにはフロアライトやテーブルランプと組み合わせて:ペンダントライトと他の灯りを組み合わせることで、場面に応じた“灯りのレイヤー”が生まれます。
・あえて暗さを残すという選択:北欧では「照らしすぎない」ことが重要。あかりの“余白”が、居心地の良さや静けさにつながるのです。
ペンダントライトの魅力とは?
天井から吊るされた灯りは、部屋全体を照らす「主役のあかり」としての役割だけでなく、ダイニングやリビング、キッチンといったシーンごとに“ちょうどよい光”をつくり出してくれます。
ペンダントライトにはこんな魅力があります:
・視線を集める、デザイン性の高さ:照明そのものが空間のアクセントになるので、北欧デザインのシンプルで美しいフォルムが際立ちます。
・心地よい距離感をつくる:テーブルやカウンターの上に灯りがあることで、空間に“ぬくもりの重心”が生まれ、自然と人が集まる場になります。
・高低差のある照明が、空間にリズムを与える:天井に近いシーリングライトとは違い、ペンダントライトは“高さ”の演出が可能。これが空間に奥行きと動きを加えてくれます。
&Tradition Flowerpot VP1 Grey Beige
シーンごとに心地よい光を選ぶ
ダイニング|「おいしい」を引き立てる光
食卓に集まる時間は、一日の中でも特別なひととき。
北欧の家庭では、小さなペンダントライトを複数並べることも多いです。光のリズムが生まれ、より温かみのある空間になります。
- テーブルの中央に配置し、光を均等に広げる
- 高さはテーブルから70~80cmが理想的(料理が美しく見え、目に優しい)
- 暖色系の電球(2700K)を選び、落ち着いた空間に
ダイニングテーブル:Aalborg
チェア:FDBモブラー J80 White
リビング|くつろぎの時間をもっと心地よく
ソファで本を読んだり、好きな音楽を聴いたりする時間。そんな穏やかな瞬間に、ペンダントライトの優しい光が寄り添います。
天井や壁に光を反射させると、空間がふわっと明るくなり、まるで北欧のリビングのような心地よさに。
- 高さを調整できるタイプを選び、シーンごとに使い分ける
- ペンダントライト+間接照明の組み合わせで、奥行きを出す
- 床から180~200cmの高さに設置する(空間に溶け込むような光)
- 布やガラス製のシェードを選び、ほっとする光を演出
ラウンジチェア:FDBモブラー J82 ブラックナチュラル
サイドボード:Side Board 1800
フラワーベース:101 COPENHAGENフラワーベース
キッチン|「つくる」時間が楽しくなる光
朝のコーヒーを淹れるとき、夜ごはんをつくるとき。キッチンは、一日の中で何度も訪れる場所だからこそ、明るさとデザインのバランスが大切です。
- キッチンカウンターの上の照明は、カウンターから80~90cmの高さに設置する(作業しやすい明るさ)
- カウンターの上に等間隔で配置し、光のムラをなくす
- 白やグレーなどのシンプルなカラーを選ぶと、洗練された印象に
- 金属やガラス素材のライトは、清潔感がありお手入れも簡単
ワークスペース:デスクの上に直接光を落とし、集中力を高める
電球の色温度にもこだわると、さらに心地よい空間がつくれます。
- 電球色(2700K~3000K):リラックス向き(リビング・寝室)
- 昼白色(4000K前後):自然な光で食事や作業向き(ダイニング・キッチン)
- 昼光色(5000K以上):作業効率を上げる光(ワークスペース)
101 COPENHAGEN No.2 Pendant Bronze
グリニッチが提案する、おすすめのペンダントライトアイテム
グリニッチでは、家具と照明が調和した「居場所づくり」をご提案しています。
たとえば、無垢材のダイニングテーブルに合わせて選びたいのは、シンプルで温かみのあるペンダントライト。素材の質感や色味が調和することで、空間全体がやさしくつながります。
北欧ブランドならではの美しさと機能性を兼ね備えたペンダントライトから、特におすすめの3つをご紹介します。
1. LE KLINT CLASSIC ペンダント モデル101
北欧照明の象徴ともいえる、LE KLINT(レ・クリント)の代表作。
手仕事で折り上げられた美しいプリーツシェードは、やわらかく拡散された光を生み出し、空間全体に優雅な陰影を与えます。
どこかクラシックで詩的な雰囲気は、ナチュラルな木の家具とも好相性。
ダイニングの中心に吊るすことで、北欧らしい“光の居場所”が完成します。
アルヴァ・アアルトが手がけた名作照明。真鍮の温かみある光沢と、コンパクトながら力強い存在感が魅力です。
シェードの内側には独自の穴が施されており、そこから漏れる光が壁に美しいパターンを描きます。
一灯でも美しく、複数並べてモダンな北欧スタイルにも対応できる万能なペンダントです。
3. &Tradition Flowerpot VPシリーズ
ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、ヴァーナー・パントンによって生み出された、&Traditionの「Flowerpot VP」シリーズ。
上下に重ねられた半球体が静かに響き合うような、ミニマルで有機的なフォルムが魅力です。
光を内側でやさしく反射しながら、空間全体に穏やかな明るさを届けてくれるこの照明は、北欧らしい温かみと親しみやすさを感じさせ、暮らしにすっと馴染みます。
ダイニングや書斎、ベッドサイドなど、シーンを選ばず、日常に洗練された個性と遊び心をそっと添えてくれます。
まとめ|ペンダントライトで、毎日がちょっと豊かになる
灯りひとつで、暮らしのリズムや気持ちがやさしく変わっていく。
ペンダントライトは、ただの照明器具ではなく、「暮らし方を照らす」存在です。
あなたの大切な空間にも、心地よい光を取り入れてみませんか?
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