「賃貸でも実現できる!ジャパンディスタイルの作り方6つのポイント」

北欧デザインの機能美と、日本の静けさを大切にする美意識—— このふたつの価値観が出会って生まれたのが、「ジャパンディ(Japandi)スタイル」です。

近年、日本の暮らしの中でも注目が高まり、とくに自然素材や余白の美しさを楽しみたい方から支持を集めています。静かであたたかく、凛とした空気をまとったJapandiスタイルは、持ち家だけでなく、賃貸住宅でも十分に取り入れることが可能です。

この記事では、壁や床といった大掛かりなリフォームをしなくても、家具や照明、テキスタイルといった動かせる要素を中心に、Japandiスタイルを賃貸でも心地よく実現するための具体的なヒントを、グリニッチならではの視点から詳しくご紹介します。


ジャパンディスタイルとは?日本と北欧の融合が生み出す洗練された空間


ジャパンディの特徴と魅力

ジャパンディスタイルとは、「Japan(日本)」と「Scandinavia(スカンジナビア)」を組み合わせた造語で、日本の伝統的な美意識と北欧デザインの機能美が融合したインテリアスタイルを指します。

その特徴は以下の点にあります。
  • ミニマリズム: 余分なものを省いたシンプルな空間構成
  • 自然素材の活用: 木、竹、紙、織物など自然由来の素材を重視
  • 機能性と美しさの調和: 使いやすさと美しさを両立したデザイン
  • 控えめな色使い: モノトーンや落ち着いた色彩が基調
  • 光と影の表現: 間接照明や自然光を活かした空間演出

特に魅力的なのは、シンプルでありながらも温かみがあり、長く愛用できる普遍性を持っている点です。トレンドに左右されにくく、年齢や家族構成の変化にも対応しやすいスタイルといえるでしょう。


北欧インテリアと和のテイストの共通点

一見異なる文化に育まれた和と北欧のデザインですが、実は多くの共通点があります。
  • 「引き算の美学」: 不要なものを削ぎ落とし、本質を大切にする考え方
  • 自然との調和: 自然素材の風合いや特性を活かしたデザイン
  • 職人技の尊重: 手仕事の価値を重んじる文化
  • 実用性の追求: 日常使いを前提とした機能美
  • 長く使い続けるという価値観: 経年変化を楽しむ文化
この共通点があるからこそ、和と北欧の要素は違和感なく融合し、独自の調和を生み出すことができます。




賃貸でもできる!ジャパンディスタイルを取り入れる6つの基本ポイント

1. ミニマルな家具選びで空間に余白を作る

ジャパンディスタイルの根幹は「余白」にあります。特に賃貸の限られた空間では、家具の選び方が重要です。
  • 低めの家具を選ぶ: 視線の抜けを確保し、空間を広く見せる工夫
  • 必要最小限の家具で構成: 多機能な家具を選び、点数を減らす
  • シンプルなラインの家具: 装飾を抑えた直線的なデザインを基本に
  • 天然木の家具を基調に: オーク材やウォールナットなど北欧家具でよく使われる木材
  • 畳の要素を生かす: 置き畳やユニット畳で和の要素を取り入れる

「少ないもので豊かに暮らすことが理想」なジャンディでは、ひとつひとつの家具に「使いやすさ」と「美しさ」の両方を兼ね備えていることが理想的です。

グリニッチでは、見せる収納と隠す収納のバランスを考えたグリニッチ無垢家具や、必要な場所に必要なサイズで設置できるウォールシェルフなど、賃貸でも使い勝手よく、美しくを叶える家具を多く取り揃えています。

ラウンジチェア:101 COPENHAGEN Toe Armchair Flat
サイドテーブル:101 COPENHAGEN Big Foot Table
テーブル:101 COPENHAGEN Brutus Coffee Table

2. 自然素材を取り入れて、空間に温もりを

Japandiスタイルの土台は、無垢材やリネン、陶器などの自然由来の素材。 無垢材の家具や素朴なファブリック、ラタンなどを取り入れることで、空間に柔らかさとあたたかさが生まれます。

グリニッチでは、オーク材やウォルナット材などを使った無垢材の家具やインテリアを多く取り揃えており、経年変化を楽しめる暮らしに根づく家具をお届けすることを大切にしています。

また、賃貸では壁や床を変えられなくても、カーテンやラグ、スツールなどを自然素材に置き換えることでJapandiらしい空間に近づけます。

イージーチェア:MG501 PAPER CORD オーク オイル仕上げ|CUBA CHAIR
サイドボード

3. 色数をしぼり、落ち着いた空間を演出する

Japandiスタイルでは、ベージュやアイボリー、グレージュなどのニュートラルカラーをベースに配色します。

そこに家具の木目や黒などをアクセントとして効かせることで、空間に奥行きや陰影が生まれます。

グリニッチの家具は、こうした色調のバランスを大切にしており、木の種類や張地のカラーや質感を選べるセミオーダーも対応しています。視覚的な調和を保ちつつ、好みに寄り添うインテリアが叶います。


4. 光と影を意識した関節照明

Japandiスタイルの照明は、部屋を明るくするためではなく、空間に深みを与えるためのもの。

直線的な照明ではなく、フロアライトやテーブルランプなど、光をやわらかく届ける間接照明を取り入れることで、影と光がつくる美しいグラデーションが生まれます。

グリニッチでも、フロアライトやテーブルランプを数多く取り揃えており、それぞれの素材の表情が見える灯りを選ぶことで、Japandiの世界観がより際立ちます。

イージーチェア:MG501 PAPER CORD オーク オイル仕上げ|CUBA CHAIR
フロアランプ:kilta floor lamp "tambourine" white × light blue

5. 植物を取り入れて、自然のリズムを感じる

植物はJapandi空間に欠かせない要素。

観葉植物や枝物、ドライフラワーなどを取り入れることで、室内にも自然の気配が生まれ、季節の移ろいを感じることができます。

グリニッチでは、デンマーク発ブランド101 COPENHAGENの質感あるフラワーベースや北欧ヴィンテージの花器など、植物を引き立てる器を豊富に取り扱っています。

小ぶりな植物でも、置きすぎず”“空間に余白を残すように意識することで、Japandiらしい静けさと豊かさが宿ります。


チェア:FDBモブラー J80 Agate Grey
ペンダントランプ:&Tradition Flowerpot VP1 Grey Beige
ブックケース:Book Case wide

6. 収納の工夫でミニマルな空間を保つ

ジャパンディスタイルを保つには、美しく適切な収納が不可欠です。賃貸でも活用できる収納のコツを紹介します。

・見せる収納と隠す収納のバランス: 見せたいインテリアは見せ、生活感のあるものなどそれ以外は隠す

・壁を活用した収納:収納家具を置くスペースがない時は、壁掛け収納家具で壁に収納機能を持たせる

・バスケットや収納ボックス:籐や竹、布製のものを選ぶ

・オープンシェルフの活用法:必要最小限のものだけを見せる配置に

ブックケース:FDBモブラー Book case

まとめ

Japandiスタイルは、家具や照明の選び方だけでなく、「どんな気持ちで暮らしたいか」という内面の問いかけから始まるスタイルです。

自然素材の心地よさ、空間の余白がもたらす静けさ、丁寧に選ばれた家具が与える安心感。そうした価値観を、自分らしく育てていくのがJapandiの魅力です。

グリニッチでは、そのお手伝いを、インテリアコーディネートを通して、家具選びから暮らし全体のご相談までご提案しています。

持ち家でも、賃貸でも—— どんな暮らしの形でも実現できるJapandiスタイルを、ぜひあなたの暮らしにも取り入れてみませんか。

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