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北欧ヴィンテージ家具の魅力01 − 経年変化の楽しみ方 −

こんにちは。ヴィンテージ入荷ブログを担当しています、グリニッチ代官山の福田です。

今回は、北欧ヴィンテージ家具の魅力について語らせていただきます。一口にヴィンテージ家具と言っても千差万別であるため、ヴィンテージが気になり始めた方にも分かりやすいように、ご紹介させていただきます。

少しでもヴィンテージ家具に興味を持っていただけたら嬉しいです。


初めにヴィンテージ家具の定義は、みなさんご存知でしょうか?

一般的にヴィンテージ家具は、購入後20年~99年使用した商品のことを指します。100年以上経過したものはアンティーク家具として分類されております。
しかしながら、「60年くらい経たないとヴィンテージ家具とは言えない」という人もいるため明確な定義づけがないのが現状でもあります。


ー経年変化の楽しみ方ー

上述の通り、ヴィンテージ家具は、半世紀近く使われてきた家具です。
そのため、新品の家具には出せない木の経年変化や独特な雰囲気があります。

ヴィンテージ家具は、以前誰かの使ったものだから綺麗なものではないと認識されている方もいらっしゃいますが、グリニッチではデンマークから入荷した家具は全てサンディング(研磨)をして、汚れや傷は目立たなくリペアをしています。

その中でも、椅子やテーブルなどの脚ものと呼ばれるジャンルは、一度すべてバラして中の構造や仕口を確認してリペアを行います。そうすることで中の木部の劣化にも気づくことができますし、サンディングも細かく丁寧に行えます。


ヴィンテージ家具にはどうしても消えない傷や打痕などもありますが、そういった傷も歴史として考えると感慨深くなる時があります。
「60年前のデンマーク人は何でこんなところに傷を作ってしまったのだろう?」と思ったりモノによっては、塗装をして奇抜な色の家具になっていることなどもしばしばあります(笑)

そういったことに目を向け、傷ではありますが傷ひとつにも歴史がありその歴史をまた自分が紡いでいると思うと素敵ではありませんか?

「Up cycle 」
突き板が剥がれたり、運搬途中で破損してしまいリペアが困難となった家具を、廃棄せず手を加えることで、新しい可能性と新しいカタチを生むことをアップサイクルといいます。

グリニッチでは、どうしても消えない傷や塗装などの場合はアップサイクルを行い、元の状態を活かしながら新たに製品として使ってもらう工夫をしています。
そうすることで、家具本来の味を残しながらお客様に届けることができます。


※天板面を弊社工房で塗装しアップサイクルした商品

いかがだったでしょうか?
グリニッチでのリペアの話から、経年変化やアップサイクルで家具を引き継ぐ楽しみを中心に綴ってみました。
来週は、実用的なヴィンテージ家具のインテリアコーディネートについて解説させていただきます。

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また、グリニッチでは下記のようなヴィンテージ家具の買取サービスを行っております。好きなものに囲まれ暮らしてほしいという願いやもっと気軽にヴィンテージ家具を手にしてほしい所から始まったサービスです。
今回ご紹介したアップサイクルの話と通ずる部分があるかもしれないですね。

北欧ヴィンテージ買取サービス

それでは、また来週!

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