- グリニッチの取り組み・広報
「Life Place」とは?〜グリニッチが大切にする考え方について〜
グリニッチでは心を満たす居場所を「Life Place」とお呼びします。
代表を務める今田の〈ある体験〉がベースとなって生まれ、私たちインテリアを通して伝えたい大切な想いです。
今回は「Life Place」の考えにつながった〈ある体験〉について、今田自身を振り返ります。
人生の変革期となった、会社員・営業マン時代
広告の営業をしていた、会社員時代。とにかく適当で、毎日深夜残業と飲み会、家には寝に帰るだけ。休日はほとんど寝不足、仕事の準備か付き合って…は充実しているけど、プライベートは?
でも、若い自分にはそれがちょうど良いんだと思います。 なぜこの会社で働きたいと思った時代は、自分の能力が高められたから。 ただ楽に稼ぎたい、とかではなくて、「力をつけて、自立できる人間力を身に付けたい」と常に思いながら仕事をしていまし
た。
だから日々の心構えでも、販売実績だけをあげるためのテクニックではなく、相手が価値を納得するための知識収集力と慎重力、人を引き寄せる魅力や、信頼される力を身に付けたいと思っていました。
テクニックだけ頼りたくなかったので時間はかかりましたが、少しづつ力がついて来て、会社から期待される収益を大きく上回る数字も取れました。 「売れるテクニック」も少しずつ近づいてきている自分に違和感を感じながらも、新しい領域の仕事にも見極めることができるようになってます。
「本当にこのやり方を続けていていいのか…?」
仕事が辛いとかプライベートがない、といった悩みではなく、「この仕事は自分が理想とする未来に向かっているのか?」という迷いが出てきました。
ヴィンテージテーブルとの出会い

こんな時に出会ったのが、ある一つのヴィンテージテーブルでした。
「寝て、食べて」の場所だけだった部屋に、ある休日に思いつきで購入したヴィンテージテーブルを迎えて、「壁際の角に間接を点けたい」「窓際には観葉植物が欲しい」「本を棚に整理したい」「自分のためのコーヒーカップはこだわりの1つを手に入れたい」と、徐々に自分らしい暮らしの照明の環境が整っていきました。
それは心を整えること、例えば道端の花が綺麗に気づくようになり、相手の気持ちを理解する余裕ができて人間関係も良くなり、クライアントが笑顔になれる提案内容を夜まで考えたり、自分の内面の楽しみが顕著に変化しました。
環境を創ることの重要性

このような私の生活での変化をきっかけに、後のグリニッチ創業のきっかけにつながり、「日々暮らす環境が人をつくる」ということに気づきます
。
リクルート社で働きたかった理由、それは、自立できる人間力をつけたいと思ったから。 本来持っているであろう「力」を高め、それを最大限に発揮できる環境のある会社だと思ったから。
当時から比較的、高いスキルと能力を持った人たちが集まった鋭利な企業でした。 そんな素晴らしい同僚と先輩や社長、クライアントとのコミュニケーションの機会に恵まれていたので、「お金をもらいながら学ばせてもらっている」という気持ちで、与えられた環境を最大限活用し努力することで、周りからも認められる人間に少しずつ近づいていくことが実現できました。
環境を整え、それをうまく活用できれば、人間の能力は最大限に高めることができる。
一つのヴィンテージテーブルをきっかけに、「環境が人をつくる」ということに考えて気づくことができました。 また、「ヴィンテージのテーブルを一つ取り入れてみる」というような比較的小さなきっかけでも、環境、そして内面の変化に繋がるのだと気づきました。

「環境を創ることの重要性」をお客様に伝えること。それをお客様が実際に体験できるような、サービスやプロダクトを提案すること。
会社の核である「Life Place」という言葉には、そのような想いを込めています。
(グリニッチ代表/今田)