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Yチェアをもっと快適に!理想のテーブル高さと美しいバランスの極意
北欧デザインのアイコンの存在である「Yチェア」。その美しいデザインと包み込まれるような座り心地は、多くの人を魅了し続けています。しかし、その魅力を最大限に引き出すためには、適切なテーブルとの組み合わせが重要です。さて、「どんなテーブルと合わせれば、より快適に使えるのか?」
本記事では、Yチェアの座面高(SH)とテーブル高(H)の関係と、SHの違いによる最適なテーブルの高さ、そして、許容範囲について詳しく解説します。
座面高(SH)とテーブル高の関係性
理想的なテーブルと椅子のバランスを考える上で、最も重要なのが「座面高(SH:シートハイ)」と「テーブル高(H)」の関係です。
一般的に、座面高とテーブル高の「差尺(さじゃく)」は27〜30cmが最適とされています。YチェアのSHはモデルによって異なり、
- 身長150cm以下の方におすすめの高さ430mm
- 身長150cm以上の方におすすめな高さ450mm
の2種類あります。そのため、適したテーブルの高さもございます。わずか2cmの違いでも、座り心地は違います。
「SH別のおすすめテーブル高さ」
SH430mmの場合
Yチェアの標準的なSH430mmにフィットするテーブルの理想の高さは680〜700mm 。
この高さであれば、
- 腕を自然な位置に置ける
- 長時間の食事や作業でも疲れにくい
- 空間全体のプロポーションが美しくまとまる
といったメリットがあります。
日本人の体型と靴を脱いで生活するライフスタイルに合わせて、SH430mmは制作されましたが、現在日本人の背丈も海外の方同様となってきており、またダイニングテーブルの高さもH720mm以上のものが多いため、SH450mmを選ばれるケースがほとんどです。
SH450mmの場合
SH450mmのモデルは座面が少し高めです。そのため、適したテーブルの高さもやや高めで、理想のテーブルの高さ:710~740mm。この高さなら、
- 脚をゆったり伸ばせる
- テーブルと肘の高さのバランスが自然
- ダイニングだけでなくワークデスクとしても快適
といった特徴が得られます。
高さの範囲と調整のポイント
理想の差尺は270~300mmですが、実際の使い方やテーブルデザインによっては「±2cm程度」の誤差なら問題なく使用できます。
例えば、
『case1』:テーブルがやや高い(750mm以上)の場合
- クッションを使用する
- 座面に厚みのあるカバーをセット
『case2』:テーブルが低いめ(680mm以下)の場合
- Yチェアの脚カットをする(グリニッチで脚カット可能)
- テーブルの脚を継ぎ足して調整(※アジャスター取り付け)
また、肘掛けのあるYチェアを使う場合は、テーブルの天板下のスペースも確認することが重要です。頂上の厚みがありすぎると、腕の方が自然になり、快適性が受け入れられる可能性があります。
インテリア全体のバランスを考える
Yチェアとテーブルの高さの相性を考えて、数値だけでなく、空間全体の美しさや快適な動線を意識することも大切です。例えば、
- ナチュラルな木製テーブルなら、Yチェアの無垢材フレームと調和し、温かみのある空間に。
- モダンなガラステーブルなら、Yチェアの軽さが際立ち、洗練されたデザイン印象に。
- 丸テーブルとの組み合わせも相性が良く、柔らかな雰囲気を演出。
椅子とテーブルのバランスの高さは、食事や作業のしやすさだけでなく、部屋全体の印象を大きく左右します。グリニッチでは空間全体を考え、トータルコーディネート、空間コーディネートも承っております。
まとめ|Yチェアを最高に楽しむために!
Yチェアを最大限に活かすには、正しいテーブルの高さ選びが重要です。
- SH430mmのYチェアには、H680~700mmのテーブルが最適
- SH450mmのYチェアには、H710~740mmのテーブルがベスト
- 許容範囲は±2cm程度、工夫次第で微調整も可能
- インテリア全体の調和も意識すると、より美しく快適な空間に
「Yチェアを置くだけで素敵な空間に見える」と思いがちですが、実際にはテーブルとのバランスが非常に重要です。
H430mmは、受注生産品のため納期がかかってしまい、SH450mmの脚カットをされる方を見受けますが、私たちはおすすめしておりません。
H430mmは、それ専用のサイズの脚を製作しているのでSH450mmの脚とは異なり、またメーカーさまのポリシーでもある「長く大切に使ってもらいたい」という思いを大切に守っていきたいことがその理由です。
理想の組み合わせを見つけて、北欧家具ならではの心地よい暮らしを楽しんでください!