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Yチェアを美しく魅せる理想のダイニングテーブル選び | 素材・高さ・デザインの完全ガイド
ハンス・J・ウェグナーが1950年にデザインした「Yチェア(CH24)」は、北欧デザインを代表する名作として長年愛されてきました。その魅力と機能美、そして丁寧に編んだペーパーコードの座面は、空間に軽やかさと温もりを与えてくれます。そんなYチェアの魅力を最大限に引き出すには、合わせる家具とのバランスがとても重要です。
この記事では、Yチェアと相性の良いダイニングテーブルの選び方をご紹介します。グリニッチのオリジナルテーブル「Svendborg」など、理想の組み合わせもあわせてご紹介します。
Yチェアとテーブルの理想的な関係
・高さと構造のバランスを考える
Yチェアの座面の高さは約45cm。理想のテーブルの高さは72〜75cm程度が目安です。このバランスを守ることで、快適な姿勢が保たれ、自然な座り心地が実現します。また、Yチェアのアームがテーブル天板に干渉しないことが理想ではあるのですが、なかなかそうはいきません。ただYチェアはハーフアームのため途中まではテーブル下に仕舞い込めるため、大きく邪魔になることはないので、あまり重要視することではないと思います。テーブルとの相性をお伝えするとなると、脚部は先細りのテーパー加工など、Yチェアと調和するデザインがおすすめですが、Yチェアと合わせる他のチェアを何にするかが重要です。
・素材と仕上げの統一感
Yチェアにはオーク材、ウォールナット材、ビーチ材など様々な素材があります。オーク材やビーチ材は明るいナチュラルな印象、ウォールナット材は落ち着きと高級感を演出します。テーブルもこれらに合わせることで統一感が生まれます。
・テーブルの形状と空間づくり
長方形テーブル:直線的で安定感があり、Yチェアの曲線と美しいコントラストに。
丸テーブル:フォルムによる統一感や全員の顔が見え、会話が弾みやすい柔らかな印象を与えます。
楕円形テーブル:直線と曲線の良さを併せ持ち、柔らかさと実用性を両立。
空間の広さやライフスタイルに合わせて形を選ぶことで、より心地よいダイニングが生まれます。
Svendborg Dining Tableの魅力
グリニッチの自社工房で開発した「Svendborg(スヴェンボー)」テーブルは、Yチェアとの相性も考えて設計しました。脚部のテーパー加工や天板の厚み、高さのバランスなど、Yチェアの美しさを活かしながら、機能性も重視しています。
素材はオーク材やウォールナット材、チェリー材などがあり、仕上げはオイル仕上げとなります。空間の雰囲気に合わせて、Yチェアと自然に調和するコーディネートが楽しめます。
まとめ
Yチェアは単体でも魅力的な椅子ですが、空間全体との調和を考えたテーブル選びによって、より美しく、より心地よいダイニング空間が完成します。高さ・素材・形状・仕上げのバランスを意識することで、Yチェアの魅力は一層際立ちます。
グリニッチのスヴェンボーテーブルのように、Yチェアの個性に寄り添うダイニングテーブルを選ぶことで、見た目の美しさだけでなく、日々の暮らしの快適さも手に入れることができます。Yチェアとともに、あなただけの理想のダイニング空間をつくってみてはいかがでしょうか。