【北欧スタイル】暮らしを豊かにする、おしゃれなダイニングチェアの選び方
公開日: 2025年07月31日 (更新日: 2025年10月24日)
一脚の椅子が、暮らしの質を変える
毎日の食卓、家族との会話、朝のコーヒー、友人を招いてのディナー…
そのすべての時間に寄り添うのが、ダイニングチェアです。
見た目の「おしゃれ」だけでは、本当に心地よい暮らしはつくれません。
北欧の人々が大切にしているのは、家具を単なる道具として消費するのではなく、人生を共にするパートナーとして選び、愛着を持って育てることです。
グリニッチは、その北欧の価値観に共鳴し、お客様が「自分らしい居場所」をつくるお手伝いをしています。
本記事では、おしゃれでありながら、日々の暮らしを豊かにするダイニングチェア選びの本質に迫ります。
なぜ北欧スタイルは「おしゃれ」で「豊か」なのか
・美しさと機能のバランス
北欧の椅子は、どれも驚くほどシンプル。それなのに一目で美しいと感じるのは、余計なものを削ぎ落とした中に、使う人の快適さが織り込まれているからです。
暮らしの中で長く見ても、長く座っても、ずっと心地よくいられるデザイン。それが北欧スタイルのおしゃれの本質です。
・暮らしに寄り添う「経年美」
北欧では、無垢材や天然素材の家具が好まれます。使うほどに深まる色や艶、手に馴染む質感は、工業製品では得られない豊かさ。
北欧スタイルが世界中で支持される理由は、この「経年美」にあります。

北欧の哲学に学ぶ、おしゃれなダイニングチェア選びの6つの視点
1. 素材|手で触れ、肌で感じる温もり
ダイニングチェアは、毎日素肌に触れる家具です。
オークやビーチといった無垢材は、ほんのりとした木の香りと柔らかな手触りが魅力。
合板やプラスチックの「便利さ」とは違う、人の暮らしに寄り添う「温かさ」を選びましょう。
2. デザイン|「時代に流されない」おしゃれ
流行に左右されず、時代を超えて愛される北欧デザイン。
たとえばFDBモブラーの「J46」やカール・ハンセン&サンの「Yチェア」は、60年以上前にデザインされながら、いまも新鮮です。
おしゃれな空間を演出するのは、シンプルさに宿る普遍性です。
3. 座り心地|見た目以上に「体で感じる」選び方
ダイニングチェアは「座ってこそ」。
背もたれの角度、座面の幅やクッション性、立ち座りのしやすさ…ほんの数センチの差が、日々の快適さを左右します。
グリニッチの店頭では、ぜひ実際に座って体感してみてください。
4. サイズ感|空間の「余白」を大切に
どんなに美しい椅子も、テーブルとのバランスや部屋の広さに合わなければ魅力が半減します。
北欧スタイルは「余白を楽しむ」文化。椅子を選ぶ時も、空間が心地よく感じられる余裕を意識しましょう。
5. ストーリー|その一脚に込められた想い
椅子の背景にあるデザイナーの哲学や、職人の手仕事に触れることで、暮らしに物語が生まれます。
毎日使う中で「なぜこの椅子を選んだのか」というストーリーは、家族や友人と語りたくなるものです。
6. メンテナンス|暮らしに寄り添う手入れの楽しみ
北欧家具の魅力は「長く使える」こと。
オイルを塗る、軽く磨く…そんなひと手間が、より愛着を深めてくれます。

グリニッチがおすすめする、北欧名作チェアたち
グリニッチでは、北欧の伝統と現代の暮らしに寄り添う名作をセレクトしています。
Yチェア(CH24)|カール・ハンセン&サン
1950年に巨匠ハンス・J・ウェグナーによってデザインされた、北欧デザインの象徴ともいえるYチェア。
「人々のために使いやすく、美しい椅子をつくりたい」というウェグナーの想いが込められ、発表から70年以上経つ今もなお、世界中で愛され続けています。
しなやかに曲がったアームが背中をやさしく支え、無駄のないフォルムが空間に軽やかさをもたらします。座面には職人が手作業で編み込むペーパーコードを使用し、独特のしなりと通気性で快適な座り心地を実現。
1脚に100以上の工程と熟練の技術が注がれたYチェアは、見た目の美しさと実用性を高い次元で両立しています。
デザイン性、快適性、クラフトマンシップのすべてを兼ね備えた、まさに名作。ダイニングの主役としても、書斎やリビングのアクセントとしても映える一脚です。

J46|FDBモブラー(デンマーク協同組合・家具部門)
1956年にポール・M・ヴォルタによってデザインされた、デンマークを代表する国民的チェア、J46。
「質の高い家具を、より多くの人の暮らしへ」というFDBモブラーの理念のもと生まれ、シンプルで親しみやすく、発売から半世紀以上経った今もなお世界中で愛されています。
軽やかなフォルムでありながら背中をしっかりと支え、無駄のない設計で空間に馴染みます。座面はゆとりある広さで安定感があり、日常使いにぴったりの快適な座り心地を実現。
デザイン性と実用性を両立させながら、豊富なカラーバリエーションで暮らしに彩りを添えられるJ46は、今もなおFDBモブラーを象徴する名作です。
軽やかで素朴な中に、北欧らしい機能美が光る一脚。ダイニングだけでなく、ワークスペースや子供部屋など、さまざまなシーンに馴染み、暮らしを豊かに彩ります。

J80|FDBモブラー(デンマーク協同組合・家具部門)
FDBモブラーのJ80は、1950年代にデンマークデザイン界を代表するデザイナーのひとり、ヨーエン・ベックマークによって生み出された一脚です。
戦後の混乱期を経て「質が高く、誰にでも手の届く家具を」というFDBモブラーの理念のもとにデザインされたこの椅子は、家庭の暮らしに本当に必要なものは何かを徹底して考え抜いた結果、無駄のない美しいフォルムに辿り着きました。
特長的なのは、直線的でシャープなフレームに、繊細に編み込まれたペーパーコードの座面が組み合わされている点。
見た目は軽やかでありながら、ペーパーコードの程よい弾力が体をやさしく支え、長時間座っても疲れにくい快適さを提供してくれます。
その佇まいは控えめでありながら、空間全体に静かな品格と温もりをもたらします。北欧家具に込められた「機能美」という考え方を、まさに体現したチェアといえるでしょう。
J80は、北欧モダンな雰囲気を演出したい方に特におすすめです。ダイニングチェアとしてはもちろん、書斎やサブチェアとしても活躍。
見た目の美しさと快適さを兼ね備え、暮らしにそっと寄り添う一脚です。

おしゃれなチェアが、日常の豊かさを育てる
北欧の人々が「おしゃれな暮らし」と聞いて思い浮かべるのは、雑誌の中のような完璧な部屋ではありません。
木の香り、朝の光、家族の笑顔と一緒に過ごす時間。そのすべてに寄り添う家具があってこそ、本当に豊かな暮らしが生まれます。
グリニッチでは、お客様一人ひとりのライフスタイルに合ったダイニングチェア選びをサポートします。
おしゃれで、そして心地よい一脚を選ぶために、ぜひ私たちにご相談ください。
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よくある質問(FAQ)
Q. ダイニングチェアはセットで選ぶべきですか?
A. セットにすることで統一感が生まれますが、北欧スタイルでは異なるデザインの組み合わせも人気です。コーディネートのご相談も承ります。
Q. 無垢材チェアはお手入れが難しいですか?
A. 難しくありません。年に数回のオイルケアで、むしろ美しさが増していきます。グリニッチでメンテナンス用品や方法をご案内します。
