PP101 Hans J. Wegner (ハンス・J・ウェグナー)

未発表の設計図から生まれた、新たなウェグナー作品

1953年。ハンス・J・ウェグナーは、代表作「The Chair」の発表からわずか数年後、
その“対になる椅子”として一脚の設計図を残していました。

しかしこの椅子は、当時いかなるメーカーからも生産されることなく、長い間アーカイブの中に眠っていました。

70年の時を経て、PPモブラーがその図面をもとに完全な形で復刻。
それが 「PP101」 です。

PP101 Hans J. Wegner (ハンス・J・ウェグナー)

税込¥280,500
税抜 ¥255,000
月額30回払い金利手数料無料¥9,350
獲得ポイント8,415pt
ブランド
PP Møbler
デザイナー
Hans J. Wegner
設計
1953年
サイズ
W550 D470 H780 / SH460(mm)
マテリアル
・ビーチ
・オーク
仕上げ
・ソープ仕上げ
・オイル仕上げ (オークのみ)
・ホワイトオイル仕上げ
・ブラック塗装(Tannic Tint Black) (オークのみ)
納期
2026年1月以降のお届けを予定しております。
送料
送料無料

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その際は別途ご請求させていただきます。
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Designデザイン

【PPモブラー正規販売店】〈12月発売予定〉 PP101 | Hans. J. Wegner (ハンス・J・ウェグナー)_デザイン

原型を辿る ― JH1、W2から続くデザインの系譜

PP101は、1950年代初期にデザインされたJH1やW2と共通する要素を持ちながらも、
近年の図面検証によってウェグナー本来の設計とは微妙に異なることが分かりました。

「私たちは長年このデザインについて知っていましたが、ウェグナーの図面と以前のバージョンのチェアを比較して初めて、PP101が彼が当初意図したとおりに製作されたことがないことが明らかになりました。」
と、PPモブラーのオーナー兼マスタークラフトマンであるキャスパー・ホルスト・ペダーセン氏は語ります。

この発見が、「ウェグナーが本当に意図した形を再現する」 プロジェクトの出発点となりました。

職人の手で甦る、ウェグナーの原点

背の緩やかなカーブ、前脚から肘掛けへと流れるようなライン、そして座面の張力を支える精巧な構造――。
PP101は、熟練した職人の手仕事によって、そのひとつひとつが丁寧に形づくられています。

強度を保ちながらも軽やかさを感じさせる造形には、ウェグナーが得意とした“構造そのものを美しく見せる”思想が表れています。

PP101のために織り上げられた美しい張り

PP101の座面には、通常の既成素材ではなく このチェア専用に設計・開発された手織りリネンウェビングが用いられています。

PPモブラーはフランスの素材サプライヤーと密に協働し、強度としなやかさのバランスを追求したテープでPP101を制作しました。

Hans J. Wegner (ハンス・J・ウェグナー)

ハンス・J・ウェグナー(1914–2007)は、20世紀デンマークを代表するデザイナーの一人です。

若くして家具職人としての修業を積み、木工マイスターの資格を取得。

素材の性質を熟知しながら、構造そのものをデザインとして美しく見せる独自のアプローチを確立し、"The Chair"や"Yチェア(CH24)"など、実に500脚を超える椅子を生み出しました。

そして、未発表だった設計図から生まれたPP101もまた、彼のクラフトマンシップと構造美の思想が結実した一脚です。

Brand & Designerブランド&デザイナー

  • ブランド
  • デザイナー

PP Møbler (PPモブラー)

1953年にデンマークで設立された家具工房「PPモブラー」は、
北欧家具デザインの巨匠ハンス・J・ウェグナーの最高峰作品を今なお手仕事で製作し続けるブランドです。

「機能に忠実でありながら、美しくあること」――ウェグナーの哲学を体現し、
木材の個性を最大限に引き出す伝統的なクラフトマンシップを守り抜いています。

素材には厳選されたオーク、アッシュ、ウォルナットなどの無垢材を使用し、
曲線の美しさや精緻な接合など、構造そのものがデザインとなる仕上がりが特徴。

代表作「PP503 ザ・チェア」や「PP701」などを通して、北欧インテリアの中でもひときわ職人技の光る存在として知られています。

PPモブラーは、“北欧家具の真髄”を今に伝えるデンマーク屈指の工房です。

Hans J. Wegner (ハンス・ウェグナー)

デンマークのドイツ国境に近い職人の町・トゥナーに生まれ、14歳で家具職人の見習いとしてこの世界に足を踏み入れる。 17歳でに指物師の資格を取得。その後、国立産業研究所で木材についての専門的な研究を重ね、22歳(1936年)からはコペンハーゲン美術工芸学校でデザインの勉強をはじめる。この頃、ボーエ・モーエンセンと出会う。

卒業後の1940年から、アルネ・ヤコブセンとの共同プロジェクトで、オルフス市庁舎の家具のデザインを担当。

1943年に独立し、現在に至るまで500脚以上の椅子をデザイン。
国内外を問わず多くの展示会では数々の賞を受賞し、MoMA(ニューヨーク近代美術館)を始め、多くの公共機関にコレクションされている。

1984年 デンマークのクイーンよりナイトの称号を受ける。
1995年 ウェグナー美術館が故郷トゥナーにオープンする。

代表作に『Yチェア』『ザ・チェア』『チャイニーズチェア』などがある。

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