無垢材とは
オリジナル家具をご購入の前に必ずお読み下さい。
無垢の家具はオーダーがあってから製材、制作を行っています。無垢材は木目や表情がその都度異なりますので、
お届けする家具は同一デザインですが、商品ページのお写真と全く同じ色味・木目ものではございません。
オリジナル家具は一部製品を除き、受注生産品となりますので、オーダー後のキャンセルは一切お受けできかねます。
オリジナル家具は、お品代を頂いてからの制作となりますので、お支払い方法に代金引換はご利用頂けません。
商品が搬入出来ない等の理由でのキャンセルは一切お受けできません。
商品をお求め前に、搬入経路(間口、階段、エレベーター、扉等)のご確認をおねがいします。
『無垢材の特性について』をお読み頂き、無垢の性質についてご納得頂けた方のみ、ご注文へお進みください。
無垢材の特性について
greenicheのオリジナル家具は、天然の無垢材を使用しています。 そのため、出来上がる家具はそれぞれに個性があり、世界に2つとして同じものがありません。
無垢材は同じ樹種であっても育成環境や製材時の切り出した場所により、素材自体に個体差が生じます。木目が均一で無い部分や、一枚の板材の中にも濃淡がありますが、こちらは無垢材本来の特性としてご理解いただけますようお願い致します。
無垢の家具は、お客様と共に過ごした時間に比例して、豊かな表情を持つ家具へと変わっていきます。異なっていた木色が次第と馴染んできたり、使用するうちに染みや傷が生まれたり。5年、10年と年々変わる木の表情の、経年変化を、どうぞお楽しみください。
節
節は、樹木の幹から生える枝の付け根の部分で、無垢材ならではの特徴です。greenicheでは、あえて取り除くようなことはせず、味わいとして楽しんで頂けるようご提案しています。
白太
樹木の幹を輪切りにすると、外周部は白く内側は赤みがかっています。そのため無垢の材料は、部分的に白味がかった部分が入る可能性がありあます。出来るだけ側面や細い部材に使用していますが、予めご了承ください。
色味
無垢材は材料ごとにで濃淡が異なります。グリニッチではできる限り近い色味の材を組み合わせて制作しますが、無垢材を接ぎ合わせて制作する天板などでは色味の違いが発生する場合がありますのでご了承ください。
(画像は製材したばかりのウォルナット無垢材です。)
経年変化
無垢の家具は、使用していくうちに雰囲気が変化していきます。画像はウォルナットの天板を1年間使用したもの。赤みを帯びて重厚な表情へと変化します。そのため、 お届けしたばかりの無垢材家具とウェブストアや店頭でご覧になった家具では、色味が異なります。
樹種ごとの特性について
グリニッチの家具は、木材の世界最高基準『FAS材』のみを使用しています。それは、高品質な無垢の家具をいつまでも愛着をもって使って頂きたいからです。
これは、木の品質にこだわりのあるお客様に、自信をもっておすすめ出来る理由のひとつです。 是非、高品質な無垢の素材感をお楽しみください。
※ウォールナット材は、もともと節目や白太の多い木材で、材料ごとの色の濃淡の違いが特に目立ちやすい木材です。
最高品質に指定されているFAS材であっても節や白太、色味の濃淡が比較的目立ちやすい樹種となりますが、これは、木の特徴としてのご理解くださいませ。
ウォルナット(無垢材)
どっしりとした重厚感と、深くて落ち着いた色味のウォルナット材。ダイナミックで迫力ある豊かな木目が特徴で、様々なテイストのインテリアとコーディネートし易く、おちついた 大人な空間を目指す方におすすめです。
< 特徴 >
辺材は乳白色から灰紫色で、心材は紫色を帯びた薄褐色から濃褐色。木肌にあらわれる繊維や年輪の縞が美しく、古くから高級家具材や工芸用材として用いられてきました。 また、銃床材として重用されるほど衝撃に強く柔軟です。 その他、ドア材、造作材、フローリング材、内装パネル材、楽器材など使用されるなど加工性にも優れています。 乾燥や温度変化への割れにつよい材料ですが、柔らかい木質のため傷への耐久性はオーク材よりも弱い材です。
< 経年変化について >
ウォルナットの家具はお届けした際には黒っぽく、経年により少し明るい茶色へと変化します。 使うほどに色濃く艶がでてくる美しい素材で、WAX等でメンテナンスをすることで更に深みのある色合いになります。
オーク(無垢材)
ナチュラルテイストあふれる色合いと、主張しすぎないシンプルな木目が人気の素材。 無垢材ならではのあたたかな木の質感が、大切なひと時をより豊かにしてくれます。 光を明るく反射してくれるので、白を基調としたお部屋づくりにもオススメ。
< 特徴 >
密度が高く重厚で、硬度の高い木材です。 辺材は淡黄白色、心材は淡黄褐色木目はゆるやかですが、心材には大きな放射組織があるため柾目面に[虎斑]と呼ばれる独特の杢目が見られます。 家具材、床材、建築材、造作材、船舶材、枕木など堅牢さを求められる部材として使われてきました。ウイスキーやぶどう酒の樽材として使われるのも、このオーク材です。割れやすい欠点があるので、設置場所につきましては『お取り扱い・お手入れについて』をお読み下さい。
< 経年変化について >
オーク材の家具は、お届けした際には白っぽく、経年により、だんだんと黄色みを帯びた飴色になっていきます。艶が出て深みのある色合いへの変化をお楽しみください。
オーク材 (無垢材)アンティークブラウン塗装
※テーブルなど一部商品ではご対応できません。
オーク無垢材をgreeniche独自のブレンド(ドイツOSMO社の顔料)で、アンティークブラウン色に塗装仕上げしたもの。 北欧のビンテージ家具とのコーディネートを希望されるお客様が多く、(今では伐採規制で使用が困難になった)チーク材の色味と合うようにして制作しました。
< 特徴 >
密度が高く、重硬で強靭な素材です。 辺材は淡黄白色で、心材は淡黄褐色。シルバーグレイン(虎斑・とらふ)という特徴的な模様が現われることがあります。 家具材、床材、建築材、造作材、船舶材、枕木など堅牢さを求められる部材として使われてきました。ウイスキーやぶどう酒の樽材として使われるのも、このオーク材です。割れやすい欠点があるので、設置場所につきましては『お取り扱い・お手入れについて』をお読み下さい。
< 経年変化について >
制作時には赤みが強い色となりますが、馴染み、経年していくにつれチークに近い色へと変化します。艶が出て深みのある色合いへの変化をどうぞお楽しみください。
チーク材(突き板仕上げ)
現在は自然保護のため伐採禁止になっている所が多く、輸入が大変厳しくなっている材です。 こちらは、『突板(つきいた)』を使用しており、天然木材を0.2~0.5mmの厚さに薄くスライスしたもので、 心材に貼り付けてしっかりとした厚い素材にします。
北欧家具でも愛用されるチーク材は、滑らかで優しい肌触りとぬくもり、木目が非常に美しい仕上がりです。 チークの突板は、オリジナルテーブルのみの展開で、天板表面にはチーク突板を、 縁にはチーク無垢材を贅沢に使用しております。
< 特徴 >
辺材は黄白色で比較的狭い。心材は濃い黄金色で、しばしば暗色の縞をもつ。材面にロウ状の感触がある。 世界の最高級材のひとつで、家具材、彫刻材、船舶材、建築材、床材などに用いられてきました。
< 経年変化について >
年月が経つとロウ状の成分が材面に染みでて色の深みが増し、とても落ち着いた色合いになります。
オリジナル家具の仕上げについて
オリジナル家具は、安心・安全・無公害のドイツOSMO社のオイルを使用しています。
1899年にドイツで創業したOSMO社が生み出した、世界で注目される環境に優しい塗料『OSMO COLOR』
greenicheのオリジナル家具は全て、この無公害木材保護オイルで仕上げています。
Point.1 主成分は植物油
OSMO社のオイルは、ひまわり油・大豆油・アザミ油と植物性ワックスが主成分なので、お子様のいるご家庭でも安心。
ISO9001・ISO14001をはじめ、数々の安全基準を満たした無公害塗料で、ヨーロッパでは幼児向けの遊具や木製玩具にも使用されています。
Point.2 耐水性があるのに素材感がそのまま
通常の塗料が塗膜をつくるのに対して、OSMO社のオイルは木にしっかりと浸透して良く馴染みます。
表面に厚い塗膜をつくらないので、家具からは自然な木のぬくもり、肌触りを感じる事ができます。
木の呼吸も妨げないので、無垢の本来の良さを感じて頂けます。
また、素材にしっかりと浸透したオイルは、優れた耐水性能を発揮するので、 万が一飲み物をこぼしてしまってもシミになりにくいのが特徴です。
Point.3 最も環境に優しいオイル
OSMO社のオイルは、数々の安全基準を満たすと共に、環境にも優しい塗料です。
例えば、通常の塗料の溶剤が60~70%なのに対して、OSMO社のオイルはわずか30%程度。
しかも、溶剤にはシンナーなどは一切使用せず、ベビーオイルにも使用される無害なものを採用。
全てが天然のオイルですので、自然にも還る、環境にも優しい塗料です。
【オイルフィニッシュ仕上げ】
グリニッチの全ての無垢の家具は、オイルフィニッシュ仕上げにて制作しています。無垢ならではの手触りや風合いなどを楽しんで頂けます。通常、オイルフィニッシュ仕上げの家具は、非常に水に弱い欠点がありますが、OSMO社のオイルは比較的水にも強いため、当店の無垢の家具はオイルフィニッシュのみのご対応とさせて頂きます。
お取り扱い・お手入れについて
【無垢の家具の設置場所についての注意点】
自然の木は呼吸をしていますので、家具として姿を変えたあとも、お部屋の温度や湿度によって膨張と収縮を繰り返します。
木の特性等を考えならが製作しておりますが、無垢材・天然木材の家具は、 設置環境によって割れや反りが発生する事がございます。
※乾燥の激しい時期には加湿器などをご利用いただき、室内の湿度を45%から70%程度に保っていただきますようお願い致します。
※下記の場所への設置はご遠慮下さい。
過度の湿気・乾燥のある場所
温度変化の激しい場所
エアコン等の風が直接当たる場所
直射日光の当たる場所
【日常のメンテナンスについて】
無垢の家具のメンテナンスは、難しそうですが実はとても簡単です。 基本的には、時々、しっかりと堅く絞った布巾で拭くだけでOKです。
ただ、使用環境などにより、段々と表面が乾燥してくることがありますので、家具へのダメージを緩和するためにも、洗浄成分と保護成分を併せ持つ優れたメンテナンスWAX “OSMOウォッシュ&ケアー”をお勧めしています。是非お試しください。
更に半年から1年に1回程度、オイルを塗ることでツヤやしっとりした質感が戻り、乾燥の防止にもなります。
オイルに関する詳細は、お気軽にお問い合わせください。