CH293 オーク Zimmer + Rohde Antoni
CH293 オーク Zimmer + Rohde Antoni1953年、ハンス・J・ウェグナーがGETAMAのためにデザインしたラウンジチェアGE290シリーズ。
堅牢な木の構造と、ゆったりとした座り心地のバランスは、以後の北欧デザインに多大な影響を与えました。
同年には、2シーターや3シーター、ハイバックチェア、オットマンも発表され、
より深いリラクゼーションを追求したシリーズとして展開されました。
時代を超えて愛されるそのフォルムは、ウェグナーが追い求めた“人に寄り添う快適さ”を今に伝えます。
CH293 オーク Zimmer + Rohde Antoni CH293 オーク Zimmer + Rohde Antoni
- ブランド
- CARL HANSEN & SØN
- デザイナー
- Hans J. Wegner(ハンス・ウェグナー)
- サイズ(mm)
- W1810 D840 H760 / SH420 / AH540
- マテリアル
- オーク
- 仕上げ
- ・ソープ仕上げ
・オイル仕上げ
・ホワイトオイル仕上げ
・ラッカー仕上げ
・ブラック塗装 - ファブリック
- Zimmer + Rohde Antoni (コットン42%/ヴィスコース40%/リネン13%/ポリエルテル5%)
コットン・ビスコース・リネンをブレンドした、柔らかく上質な風合いのファブリック。
自然素材ならではの穏やかな色調と繊細な織りが特徴で、耐摩耗10万回を誇る高耐久性を備えています。 - 備考
- 掲載している生地以外のファブリックやレザーをご希望の場合はお問い合わせください。
- 納期
- こちらの商品は2025年12月に発売予定です。
「オーク・オイル仕上げ・Antoni 813」はメーカーにて在庫確保予定のため、1月下旬頃より順次出荷を予定しております。
その他の仕様は受注生産品のため6ヶ月程度お時間をいただきます。 - 送料
- 無料
Designデザイン
デザインの転換点 ― 快適性と構造の融合
CH293は、1953年にウェグナーがGetama社のために設計したGE290シリーズの思想を受け継ぐ3シーターソファ。
骨格とクッションを分離させた構造によって、軽やかさと高い快適性を両立しています。
空間に落ち着きをもたらすシルエットと確かな座り心地が魅力です。
木質フレームとクッションの対話
直線と斜めの角度が織りなすフレームの構造は、視覚的にも軽やか。
背と座のクッションは独立して設計され、体をやさしく包み込む柔らかさと、木構造の安定感を同時に感じられます。
張地はファブリックやレザーを選択でき、素材の組み合わせ次第で印象が大きく変化します。
継承と進化 ― GE290からCH290へ
オリジナルのGE290シリーズは長年Getama社によって製造されましたが、
現在はCarl Hansen & Sønがその思想と図面を受け継ぎ再構築されています。
ウェグナーの設計思想を忠実に守りながら、現代の木工技術と環境基準に適合させています。
時を経ても変わらない普遍的な快適さと、丹念に磨き上げられた木肌の質感が、北欧家具の本質を静かに語り続けます。
Hans J. Wegner (ハンス・J・ウェグナー)
ハンス・J・ウェグナー(1914–2007)は、20世紀デンマークを代表するデザイナーの一人です。
若くして家具職人としての修業を積み、木工マイスターの資格を取得。
素材の性質を熟知しながら、構造そのものをデザインとして美しく見せる独自のアプローチを確立し、
"The Chair"や"Yチェア(CH24)"など、実に500脚を超える椅子を生み出しました。
Brand & Designerブランド&デザイナー
- デザイナー
Hans J. Wegner (ハンス・ウェグナー)
デンマークのドイツ国境に近い職人の町・トゥナーに生まれ、14歳で家具職人の見習いとしてこの世界に足を踏み入れる。 17歳でに指物師の資格を取得。その後、国立産業研究所で木材についての専門的な研究を重ね、22歳(1936年)からはコペンハーゲン美術工芸学校でデザインの勉強をはじめる。この頃、ボーエ・モーエンセンと出会う。
卒業後の1940年から、アルネ・ヤコブセンとの共同プロジェクトで、オルフス市庁舎の家具のデザインを担当。
1943年に独立し、現在に至るまで500脚以上の椅子をデザイン。
国内外を問わず多くの展示会では数々の賞を受賞し、MoMA(ニューヨーク近代美術館)を始め、多くの公共機関にコレクションされている。
1984年 デンマークのクイーンよりナイトの称号を受ける。
1995年 ウェグナー美術館が故郷トゥナーにオープンする。
代表作に『Yチェア』『ザ・チェア』『チャイニーズチェア』などがある。












