魅力を徹底解剖!
オリジナル無垢材家具
特集<第1回> AV Board
魅力を徹底解剖!
オリジナル無垢材家具
グリニッチの無垢家具には、使い勝手を考えた、目には見えないこだわりや想いが詰まっています。
20周年を迎えた今年、グリニッチとともに歩んで来た
オリジナル無垢家具の魅力を深掘りします。
第一弾は、オリジナル家具の中で最初にデザインされ
今なお選ばれている「AVボード」について
開発秘話とともに特集します。
AV Boardの特徴とディテール
Features
素材を理解しデザインする
テレビのような重いものを常に支えるAVボードには、高い耐久性が求められます。古くから建材や高級家具、船舶などに利用されている無垢材。家具として永く使える素材であるというのがグリニッチが無垢材を選ぶ理由の一つです。
切り出した後も湿度によって伸縮と膨張を繰り返す無垢材は、ただ組み合わせただけでは反りやたわみが生じてしまいます。
AVボードの広い天板を反りから守っているのは、側板や方立(ほたて)と呼ばれる「縦」の板。間仕切りの板は単に収納スペースを作るためではなく、反り止めの役割も担っているのです。
「使える」中にも"美しさ"を
"木の塊が宙に浮いているような"コンセプトで誕生したAVボードは、直線的な箱部分と、華奢で軽やかな脚元のコントラストが特徴です。
「無垢材の家具」と聞くと、昔ながらのテーブルやタンスのような重厚感のあるアイテムを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。AVボードの板の厚さは敢えて20mmという厚すぎず薄すぎない厚みで製作しています。
厚みを抑える分、必要になってくるのが耐久性。例えば脚と脚を繋ぐ貫(ぬき)も、必要だから取り入れるのではなく、あくまでAVボードの持つ軽やかさを損なわないよう、細く繊細なデザインにしています。
テレビボードが他の家具と異なる特良の一つが、視線が集まる家具であること。テレビを観るたびに目に入るため、美しく、且つ空間に馴染むデザインの両立することが重要です。
グリニッチのAVボードは、無垢材の持つ美しい木目やぬくもりが最大限生かされるようにデザインしています。
扉が2枚あるAV Board 1500と1800は、扉を合わせると木目が繋がり、1枚板のようなダイナミックな雰囲気に。天板はできる限り木材のを色味を合わせて接ぎ合わせることで、自然な印象に近づけています。
一つとして同じものがない無垢材の個性を存分に味わっていただけるように、グリニッチでは「使って心地よいか」という視点を大切に、職人が1点1点製材から製作まで行なっています。
暮らしに溶け込む素材選び
AVボードには無垢材の他に、「真鍮」のダボと、「ラタン」の扉(オプション)を採用しています。
これらに共通する特徴が「経年変化」を起こすこと。時間とともにくすんだり、濃い色に変化していく素材は、無垢材とともに雰囲気を変え、その空間に馴染んでいきます。
この度定番ラインナップに加わったラタンの扉。「目積編み」と呼ばれる技法でぎゅっと編まれたラタンは、濃淡や立体感が際立ち、空間にアクセントとなりつつ、柔らかい印象をもたらします。
無垢材と相性の良い素材を選ぶことは、永く愛着を持てる家具を作る上で譲れない、グリニッチのこだわりです。
AV Boardの特徴とディテール
Features & Details
素材を理解しデザインする
古くから建材や高級家具、船舶などに利用されている無垢材。家具として永く使える素材であるというのがグリニッチが無垢材を選ぶ理由の一つです。
切り出した後も湿度によって伸縮と膨張を繰り返す無垢材は、そのまま組み合わせただけでは反りやたわみが生じてしまいます。
AVボードの構造で重要な役割を担っているのが、側板や方立(ほたて)と呼ばれる「縦」の板。金物はほとんど使用せず、板の接合や反り止めに至るまで無垢材を活用し、耐久性と無駄のない機能性を両立させています。
「使える」中にも"美しさ"を
今でこそ木材のテレビボードが流通していますが、開発当時はずっしりと重々しい印象を与えるものが主流でした。
グリニッチが目指したのは"木の塊が宙に浮いているようなテレビボード"。壁から浮き出ているような浮遊感を実現するために厚みやバランスにこだわりました。
木の存在感は残しつつ、空間に圧迫感を与えない、そのために辿り着いたのが「20mm」という板の厚さです。
耐久性を維持するための脚元の貫(ぬき)も、あくまで軽やかさを損なわないよう、必要以上の太さを持たせず細く繊細なデザインにしています。
テレビボードにはテレビを見るたびに視線が集まるため、見た目の美しさと、空間に馴染むデザインであることが重要ではないでしょうか。
グリニッチでは、無垢材の持つ美しい木目やぬくもりが最大限生かされるように家具をデザインしています。AVボードにおいて広い面積を占める天板と前扉にもその想いが反映されています。
天板はできる限り木材のを色味を合わせて接ぎ合わせることで、自然な仕上がりに、そしてAVボード(W1500/W1800)に付属の2枚の扉は隣合わせにすることで木目が繋がり、1枚板のようなダイナミックな印象をもたらします。
一つとして同じものがない無垢材だからこそ、「使って心地よいか」という視点で職人が1点1点、製材から製造まで行なっています。
暮らしに溶け込む素材選び
AVボードには無垢材の他に、「真鍮」のビスと、「ラタン」の扉(オプション)を採用しています。
経年変化を起こし、時間とともにくすんだり、濃い色に変化していく素材は、無垢材とともに雰囲気を変え、その空間に馴染んでいきます。
この度定番ラインナップに加わったラタンの扉。「目積編み」と呼ばれる技法でぎゅっと編まれたラタンは、濃淡や立体感が際立ち、空間にアクセントを与えつつ、柔らかい印象に変えてくれます。
無垢材と相性の良い素材を選ぶことは、永く愛着を持てる家具を作る上で譲れない、グリニッチのこだわりです。
AVボードラインナップ
Variations
AV Board
「ラタン扉」が定番オプションになりました
AVボードで選べるマテリアル
無垢材だからこそ味わえる風合い・経年変化
オーク
ナチュラルテイストあふれる色合いと、美しい木目が人気の樹種です。無垢材ならではのあたたかなお部屋作りにおすすめ。
木の密度が高く、非常に頑丈なのも特徴です。経年により、だんだんと濃い飴色になっていきます。
アンティークブラウン (オーク)
オーク無垢材をグリニッチ独自のブレンド(ドイツOSMO社の顔料)で、アンティークブラウン色に塗装仕上げしたもの。
北欧ヴィンテージ家具によく使用され、今では伐採規制で使用が困難になったチーク材の色味に近づけました。
ラタン (籐)
「籐(とう)」と呼ばれ古くから親しまれる自然素材のラタンは、使い込むほどに飴色に変化していきます。
吸湿性・通気性に優れており、丈夫でありながら加工もしやすいため、家具にも用いられています。
無垢材の魅力を引き出すこだわり
環境に優しいモノ作り
グリニッチではFSC認証を受けた無垢材を使用しています。FSC認定とは伐採する際にその自然環境を十分に考え、その後もその環境が保全されるような取り組みをしている林業の元で作られ、伐採後の運搬や保管場所など、ロジスティックの部分にまで及ぶ品質管理の認定です。
FSC認証材での製造と流通で、環境・社会・経済に貢献し、生産者に還元しています。
口に入れても安心な塗料
オリジナル家具のオイルフィニッシュ仕上げで使用している「OSMO COLOR」は、ドイツのOSMO社の環境に優しい塗料。植物油と植物ワックスからできた自然塗料です。
有害な化学物質を一切含まず、水気にも強いので、無垢の豊かな質感を損ないません。
また木が持つ調湿機能を生かすことができ、心地よく健やかな住空間づくりにも最適な、人と自然にやさしい塗料です。
美しい家具は、美しい材から
オリジナル家具には「FAS(first and second)材」と呼ばれる最高等級の材を使用しています。両面から節の少ないクリアー材が取れるため、家具や造作に適しています。
なかでも「オタルオーク」は、かつて「Japanese Oak」としてヨーロッパ各国に輸出され、家具制作で高く評価されてきた材。その日本の材の良質さを、家具を通じて広く伝え、かつ地産地消にも貢献します。
「無垢家具」に込めた想い
木が育つのにかかる年月と同じくらい、永く使えるものづくりを目指しています。日々のケアや修理をしながら、無垢材家具を使う体験そのものが愛着を生み、結果として大量生産・大量消費を少しでも減らすことにもつながると考えているからです。
また、そのことは幸福度が高いと言われる北欧の文化でもあります。北欧と縁のある私たちだからこそ家具を通して広めていきます。
魅力を徹底解剖!オリジナル無垢材家具
<第2弾> は近日公開!
「コンセプトのある家具作り」を特集します。