手を入れながら、ずっと使える。
無垢材の家具は、傷も色の変化も、暮らしの記録になります。
ふだんは乾いた布で拭くだけ。ときどき、オイルを足す。
それだけで、木は長く応えてくれます。
このページでは、greeniche のオイル仕上げの無垢材家具を対象に、お手入れの基本をご案内しています。仕上げや樹種によって扱いが異なる場合は、製品ごとの取扱説明を優先してください。
30秒で分かるお手入れ
難しいことはありません。まず、この4つだけ。
- 01ふだんは、乾いた布で拭く
ほこりや軽い汚れは、乾いた柔らかい布で。水拭きは、固く絞った布で手早く。
- 02水気と熱いものは、早めに離す
こぼれた水はすぐに拭き、熱い鍋やカップは鍋敷き・コースターの上に。
- 03かさつきを感じたら、オイルを足す
表面が白っぽく乾いて見えたら、オイルを補うサインです。回数は決めず、木の様子で判断します。
- 04傷や輪染みは、直せる場合がある
無垢材は表面を削って仕上げ直せます。ご自分で難しいときは、自社工房でご相談を承ります。
変わっていくことが、無垢材の良さです。
光と手の触れる時間で、色は深まり、つやが育ちます。
使い始めの木肌と、使い込んだ木肌は、同じ木でも別の表情をしています。日の当たり方、置く場所、触れる回数。暮らしの条件がそのまま木に残っていきます。
小さな傷や、色の濃淡も、その一部です。気になるところは手を入れて整えられますし、そのまま風合いとして受け入れることもできます。どちらも無垢材の使い方です。
樹種によって、変わり方が違います。
写真はいずれもオイル仕上げ後の木肌です。色の変化の進み方は、置く場所の光や使い方で変わります。

落ち着いた黄みが増し、木目のコントラストがはっきりしてきます。

濃い色が少しやわらぎ、赤みのある茶へなじんでいきます。

3樹種の中でいちばん色の変化が大きく、赤みが深まっていきます。
木を覆わず、木に浸み込ませる。
greeniche の無垢材家具は、無公害オイル OSMO COLOR 仕上げです。
オイル仕上げは、木の表面に膜をつくる塗装ではなく、オイルを木に浸み込ませて保護する方法です。木の手触りと呼吸をそのまま残せるのが、いちばんの持ち味です。
そのぶん、表面を覆う塗装に比べると、水や熱の影響を受けやすい面もあります。だから「ときどき手を入れる」ことが前提になっています。手を入れれば、そのたびに木は整います。
- 木の手触りが、そのまま
膜で覆わないので、木そのものの質感が手に伝わります。
- 足せる。だから続く
乾いてきたら、オイルを足すだけで整います。塗り替えではなく、補うお手入れです。
- 削って、仕上げ直せる
表面を薄く削り、オイルを入れ直すことができます。芯まで同じ木だからできることです。
ふだんは、拭くだけでいい。
特別な道具はいりません。乾いた布と、固く絞った布があれば十分です。
- 1乾いた柔らかい布で、木目に沿って拭く
ほこりや手の跡は、これで落ちます。毎日でなくても、気づいたときで構いません。
- 2汚れが気になるときは、固く絞った布で
水気を残さないことが大切です。拭いたあとは、乾いた布で水分を取ってください。洗剤やアルコールは仕上げを傷める場合があります。
気をつけたい、6つのこと。
- 水滴やこぼれたものは、すぐに拭く
オイル仕上げは水を吸いやすいので、時間を置くと跡が残ることがあります。 - 熱いものは、直接置かない
鍋敷きやコースターを使ってください。熱と湿気が重なると白い輪の跡がつきやすくなります。 - 直射日光を、長く当てない
色の変化やムラ、乾燥を早めます。レースのカーテンで和らげるだけでも違います。 - エアコンの風、暖房の熱を直接当てない
木は乾燥で縮み、隙間や割れにつながることがあります。風の当たらない場所に。 - 重いものを、同じ場所に置き続けない
跡や色の差が残ることがあります。ときどき位置を変えてください。 - 化学ぞうきん・アルコール・研磨剤入りの洗剤は使わない
オイルの層を落としたり、表面を傷めることがあります。
木が教えてくれる、5つのサイン。
「何か月に一度」とは決めていません。木の様子を見て、足りなくなったら足す。
使う頻度や部屋の環境によって、オイルが抜ける早さは変わります。次のようなサインがひとつでも見えたら、オイルメンテナンスの時期です。
- 表面が白っぽく、かさついて見える色が浅くなり、つやが引いたように見えます。
- 水をこぼすと、すぐに染み込むオイルが足りていると、水滴はしばらく玉のまま残ります。
- 触ると、ざらつきを感じる木の毛羽が立ち始めた状態です。
- 手垢や汚れが、拭いても取れにくい保護の層が薄くなっているサインです。
- 小さな傷や輪染みが、目立ち始めたオイルを入れると、浅いものは目立たなくなることがあります。
オイルを足す、という手入れ。
塗り替えではなく、補う作業です。薄く伸ばして、余分を拭き取る。それが基本です。
準備するもの
- メンテナンス用のオイル(お使いの家具の仕上げに合ったもの)
- 清潔な布を2枚以上(塗る用・拭き取る用)
- 目の細かいサンドペーパー(ざらつきや浅い傷を整えるとき)
- 換気できる場所と、床や周囲の養生
オイルの量や乾燥時間は、製品ごとに異なります。必ずお使いのオイルの説明書に従ってください。
- 1表面をきれいにして、よく乾かす
ほこりや汚れを拭き取り、水気が残っていない状態にします。
- 2必要なら、木目に沿って軽く研磨する
ざらつきや浅い傷が気になるところだけで構いません。削り粉はしっかり拭き取ります。
- 3オイルを薄く、木目に沿って伸ばす
一度に厚く塗るより、薄く均一に。目立たない場所で試してから全体へ。
- 4余分なオイルを、別の布で拭き取る
表面に残ったオイルはベタつきやムラになります。ここを丁寧にすると、仕上がりが変わります。
- 5説明書の時間どおりに乾かす
乾くまで物を置かず、風通しを保ってください。乾燥後、もう一度乾いた布で軽く拭くと落ち着きます。
使い終えた布の扱いに、ご注意ください
- オイルが染み込んだ布は、乾く過程で熱を持ち、自然に発火することがあります。
- 丸めたまま、重ねたまま放置しないでください。広げて平らに干し、完全に乾かします。
- 処分の方法は、お使いのオイルの製品説明に従ってください。
- 火気の近くには置かないでください。
- 作業中も乾かしている間も、お子さまやペットの手の届かない場所で。
傷も輪染みも、手当てができます。
無垢材は、表面だけが木ではありません。だから削って、仕上げ直せます。
どこまでご自分でできるかは、傷の深さと範囲で変わります。迷ったら、写真を送っていただければ工房で状態を見て、方法をお伝えします。
- 段階 1様子を見る・オイルを入れる
浅い擦り傷や、薄い輪染みは、まず乾かして様子を見てください。オイルを足すと目立たなくなることがあります。
例:カップの薄い跡、爪で触っても引っかからない擦れ
- 段階 2軽く研磨して、オイルを入れ直す
木目に沿って表面を薄く削り、オイルを入れ直します。部分的に削ると周りと色の差が出ることがあるので、目立たない場所で試してから。
例:白く残った輪染み、浅いひっかき傷、毛羽立ち
- 段階 3工房に相談する
深い傷やへこみ、割れ・反り、広い範囲の染み、脚のぐらつきは、自社工房でお受けします。状態を確認してから、方法とお見積りをお伝えします。
例:深いへこみ、天板の割れや隙間、全面の再仕上げ
つくった場所で、直す。
鳥取県米子市に、自分たちの工房があります。
greeniche の無垢材家具は、企画から製作、メンテナンスまで、自分たちの手で行っています。どの木を、どう組んで、どう仕上げたか。分かっているから、直し方も分かります。
研磨と再仕上げ、割れや反りの手当て、脚のぐらつき。ご自分では難しい状態も、まずご相談ください。
- 01ご相談
お問い合わせフォームから。家具の写真と、気になる箇所をお知らせください。
- 02状態の確認
写真をもとに、工房で状態を確認します。必要なときは、店舗で実物を拝見します。
- 03お見積り
内容と方法、費用と期間をお伝えします。ご納得いただいてから進めます。
- 04作業・お返し
工房で手を入れ、お返しします。その後のお手入れのコツもお伝えします。
修理・再仕上げは有料です。内容を確認してから、お見積りをお伝えします。
手入れの道具は、少しでいい。
オイルと、布と、ときどきサンドペーパー。
お手入れに使うオイルは、お使いの家具の仕上げに合ったものを選んでください。どれを選べばよいか迷われたら、店舗またはお問い合わせフォームでお尋ねください。
仕上げに合わせて選びます。
塗る用と拭き取る用、2枚以上。
ざらつきや浅い傷を整えるときに。
よくいただくご質問
ここに無いことは、どんな小さなことでもお尋ねください。
Qふだんのお手入れは、何をすればいいですか。
乾いた柔らかい布で、木目に沿って拭くだけで十分です。汚れが気になるときは固く絞った布で拭き、そのあと乾いた布で水気を取ってください。洗剤やアルコール、化学ぞうきんは仕上げを傷めることがあるため使わないでください。
Q水拭きしても大丈夫ですか。
固く絞った布で手早く拭く程度なら問題ありません。水気を残さないことが大切なので、拭いたあとは乾いた布で水分を取ってください。濡れたままにしたり、水をかけて洗ったりはしないでください。
Qオイルメンテナンスは、どのくらいの頻度で必要ですか。
決まった回数はありません。使う頻度や部屋の環境で、オイルの抜ける早さが変わるためです。表面が白っぽくかさついて見える、水がすぐ染み込む、触るとざらつく。こうしたサインが見えたら、オイルを足す時期です。
Qテーブルに輪染みができてしまいました。直りますか。
浅い輪染みは、乾かしてからオイルを足すと目立たなくなることがあります。白く残った場合は、木目に沿って表面を軽く研磨し、オイルを入れ直す方法があります。範囲が広いときや深く染みているときは、写真を添えてお問い合わせフォームからご相談ください。工房で状態を確認し、方法をお伝えします。
Q傷やへこみは、直せますか。
無垢材は芯まで同じ木なので、表面を薄く削ってオイルを塗り直すと、木肌を整えられます。浅い傷はご自宅でも対応できますが、深いへこみや割れ、広い範囲の再仕上げは自社工房でお受けしています(有料)。まずは状態をご相談ください。
Q冬になると隙間や割れが出るのは、なぜですか。
木は空気中の湿度に合わせて水分を吸ったり吐いたりして、わずかに伸び縮みします。暖房で空気が乾く季節は木が縮み、天板の継ぎ目に隙間が見えたり、小さな割れが出たりすることがあります。エアコンや暖房の風を直接当てないこと、加湿で極端な乾燥を避けることが予防になります。気になる状態のときは、工房でご相談を承ります。
Qオイル仕上げは、ほかの仕上げと何が違いますか。
オイル仕上げは、木の表面に膜をつくらず、オイルを木に浸み込ませて保護する方法です。木の手触りがそのまま残り、乾いてきたらオイルを足して整えられます。表面を樹脂の膜で覆う塗装は、水や汚れに強い一方で、部分的な補修や手触りの点で性格が異なります。greeniche の無垢材家具は、無公害オイル OSMO COLOR で仕上げています。
Q突板の家具も、同じお手入れでいいですか。
ふだんの拭き掃除は同じ考え方で構いません。ただし突板は、表面の木の層が薄いため、研磨を前提にした傷の手当てや再仕上げは向きません。このページは無垢材のオイル仕上げを対象にしていますので、突板の製品は、製品ごとの取扱説明を優先してください。
Q修理やメンテナンスを依頼するには、どうすればいいですか。
お問い合わせフォームから、家具の写真と気になる箇所をお知らせください。ご用件は「修理・メンテナンス」をお選びいただけます。写真をもとに工房で状態を確認し、方法とお見積りをお伝えします。お電話(0120-165-650、11:00〜19:00)でも承ります。
これから何年、何十年と。
手を入れた分だけ、木は応えてくれます。困ったときは、つくった私たちに聞いてください。
フリーダイヤル 0120-165-650(11:00〜19:00)でも承ります。
