Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)
1914年デンマーク西部の都市オールボー生まれ、デンマーク王立アカデミー建築家でコーア・クリントに師事し
彼の助手としてデザインを学び、マイスターの資格を得る。
同い年で親友のウェグナーとは時に協力し商品を作ったり、競い合うなど、公私ともに非常に親交が深かった。
1942年からはFDB(デンマーク生活協同組合家具部門)のプロダクトデザインマネージャーとして活動し、「庶民の為の家具を造ってほしい」というFDBからの依頼を受け、簡素なデザインとペーパーコードによる座面という 家具の知識がなくても組み立てができる代表作であるJ39をデザインし、人々に職を確保させるという形でこの依頼を達成した。
1950年にFDBを退職、その後も自身の事務所を構え、FDBで培ったアメリカのシェーカー教の家具をリ・デザインした直線的で力強い家具を数多く制作している。特にストレージ系の家具に関しては多くデザインし、model145やキャビネットなどが数多く生産されている。
代表作に『J39』『ハンティングチェア』『スパニッシュチェア』などがある。