greeniche 20th Anniversary 特別企画
オリジナル無垢材家具、魅力を徹底解剖!
特集 <第2弾> Svendborg
greeniche 20th Anniversary 特別企画
オリジナル無垢材家具、魅力を徹底解剖!
特集 <第2弾> Svendborg
コンセプトは『small gathering』
『集う空間』をつくるためのデザインの工夫
コンセプトは『small gathering』
『集う空間』をつくるためのデザインの工夫
「無垢材」にこだわるグリニッチだからこそできた
魅力を最大限に引き出す3つのこだわり
デザインのこだわりの一つは、特徴的な「一本脚」。よく見ると、4つのパーツから構成されています。何度も試行錯誤した末にたどり着いたもので、構造上の課題を解決しながらも、空間に調和するようにデザインしました。
一本脚のテーブルの難点は、横方向に揺れが起きやすいこと。天板と脚をしっかり固定すれば解決されますが、そうすると材の幅が太く、ずっしりとした印象になってしまいます。スヴェンボーでは、従来の無垢テーブルのような〈重厚感〉や〈無骨さ〉ではなく、空間に調和する〈軽やかさ〉にこだわりました。脚には十分な厚みを持たせつつ、丸みやテーパーをつけたり、中央部分は弓形にするなど、軽やかさを感じるディテールの工夫をしています。
これらの加工はすべて職人の手作業で仕上げています。特徴的な脚のデザインには、ただ材を合わせただけでは生まれない、ハンドクラフトならではの繊細さを感じられるようにしています。
広いテーブル天板の木口は、柔らかな丸みを持たせ、つい触りたくなるデザインにしています。そこには、「毎日使うテーブルだから、見た目だけでなく、使う時の手触りも重視したい」という私たちの想いがあります。仕上げは丹念なサンディングと、オイル塗装を施します。そうすることでしっとりした質感が生まれ、木が本来持つぬくもりを存分に味わえるようにしています。
「一人ひとりの生活スタイルに合った家具を選んでほしい」という想いから、グリニッチではほとんどの製品でセミオーダーの対応が可能です。無垢材の特性を理解し、見た目のバランスと機能性を損なわない範囲で、お客様のご要望に沿うようにご提案します。「Svendborg」は天板のサイズのセミオーダーが可能。お部屋の広さや人数に応じた、最適な一台をご提案します。なお規定サイズのΦ1200は、スツールなどを合わせると6〜7人で囲めるサイズとなっています。
グリニッチのオリジナル無垢材家具
今回特集したおすすめアイテム

Svendborg
セミオーダーも可能。ご注文時にご相談くださいませ。
同じく『small gathering』をコンセプトに製作した、
Svendborgで選べるマテリアル
無垢材だからこそ味わえる風合い・経年変化

オーク無垢材
ナチュラルテイストあふれる色合いと、美しい木目が人気の樹種です。無垢材ならではのあたたかなお部屋作りにおすすめ。木の密度が高く、頑丈です。経年により濃い飴色になっていきます。

ウォルナット無垢材
どっしりとした重厚感と、深くて落ち着いた色味が人気のウォルナット。 ダイナミックで迫力のある豊かな木目が特徴です。衝撃に強く、耐久性があります。使うほどに褐色に近づいていきます。

チェリー無垢材
製材したての頃はピンクがかったナチュラルカラー。オークやウォルナットに比べるととても経年変化の速度が速く、経年変化とともに赤みのある深い色味に変わっていき、最終的には焦げ茶色へと、大きく変化するのが特徴北欧ビンテージ家具に多いチーク材とも色味がよく合います。
グリニッチの環境保全への取り組み

環境に優しいモノ作り
グリニッチではFSC認証を受けた最高等級の無垢材を使用しています。
FSC認定とは伐採する際にその自然環境を十分に考え、その後もその環境が保全されるような取り組みをしている林業の元で作られ、伐採後の運搬や保管場所など、ロジスティックの部分にまで及ぶ品質管理の認定です。
FSC認証材での製造と流通で、環境・社会・経済に貢献し、生産者に還元しています。

口に入れても安心な塗料
オリジナル家具のオイルフィニッシュ仕上げで使用している「OSMO COLOR」は、ドイツのOSMO社の環境に優しい塗料。植物油と植物ワックスからできた自然塗料です。
有害な化学物質を一切含まず、水気にも強いので、無垢の豊かな質感を損ないません。
また木が持つ調湿機能を生かすことができ、心地よく健やかな住空間づくりにも最適な、人と自然にやさしい塗料です。

美しい家具は、美しい材から
オリジナル家具には「FAS(first and second)材」と呼ばれる最高等級の材を使用しています。両面から節の少ないクリアー材が取れるため、家具や造作に適しています。
なかでも「オタルオーク」は、かつて「Japanese Oak」としてヨーロッパ各国に輸出され、家具制作で高く評価されてきた材。その日本の材の良質さを、家具を通じて広く伝え、かつ地産地消にも貢献します。

「無垢家具」に込めた想い
木が育つのにかかる年月と同じくらい、永く使えるものづくりを目指しています。日々のケアや修理をしながら、無垢材家具を使う体験そのものが愛着を生み、結果として大量生産・大量消費を少しでも減らすことにもつながると考えているからです。
また、そのことは幸福度が高いと言われる北欧の文化でもあります。北欧と縁のある私たちだからこそ家具を通して広めていきます。
次回は「Luu Sofa」の魅力を徹底解剖!
11/29(火) 公開予定
次回は「Luu Sofa」をピックアップしてご紹介します。
グリニッチにしかない唯一無二な形状が特徴的なソファ。
“コミュニケーションが生まれる場所”がコンセプト。
その開発秘話やディテールへのこだわりをご紹介予定です。お楽しみに。